PEOPLE

社員インタビュー

技術開発本部 研究・開発 濵口透子
最先端の技術を取り入れて、より高品質な製品を送り出します
技術系

技術開発本部

技術基盤センター 検査・計測グループ

研究・開発

工学系研究科 物理工学専攻 修了

2016年入社

濵口 透子HAMAGUCHI TOKO

CAREER

  • 2016年

    技術開発本部の検査・計測グループに配属

  • 2019年

    イギリス Imperial College London および University of Nottingham との共同研究のため留学

  • 2020年

    検査・計測グループで金属材料の健全性評価に関する非破壊検査技術の研究に従事

安全性と品質を確保するための、新たな手法を開発中。
安全性と品質を確保するための、
新たな手法を開発中。

私の所属する検査・計測グループでは、非破壊検査・計測に関する先端技術を研究・開発し、IHIグループ製品の品質と安全性を支えています。その中で、私が入社以来ずっと関わってきたテーマが「金属材料結晶組織の健全性評価」に関する研究プロジェクトです。
金属材料は含まれる結晶組織の性状によって疲労強度等の特性が変わることが知られています。材料表面については結晶組織の評価法が既にある一方、材料内部には電子線や電磁波が届かないため組織評価が困難であり、検査技術の高い需要があります。このプロジェクトを通して、より質の高い金属材料を使った信頼性の高い製品づくりを目指しています。
技術開発本部には、IHIグループ内で抱える技術的課題に対して支援を行うという役割があります。私が行った検査・評価結果が、IHIグループの製品の信頼性に大きく影響するため、議論や報告の際には相手に誤解なく伝わるような言葉選びを心掛けています。

既存の検査技術に、最新技術を組み合わせるために。
既存の検査技術に、
最新技術を組み合わせるために。

「金属材料結晶組織の健全性評価」のプロジェクトではイギリスの大学との共同研究を行うために、1年間の留学を経験しました。イギリスでは、大学と産業界が非常に近く、大学がスタートアップ企業を立ち上げ、スピーディに技術を社会へ提供していました。このスタートアップ企業の立ち位置に、IHIグループにおける技術開発本部があるべきだ、と強く感じています。非破壊検査は公的な資格を持った人が規格で決められた検査手法と評価基準に従って実施することが通例ですが、情報処理技術や自動化技術の発達に伴って「ロボットやドローンによる遠隔検査」や「機械学習による品質評価」を行う流れが広まってきています。今は、今後の新たな非破壊検査法の確立に向けて、既存の検査技術に最新技術を組み合わせた場合の精度や評価結果の信頼性を把握する転換期と考えており、スピーディな研究開発と現場への適用を目指しています。

OFF SHOT

体を動かすのが大好き。競泳をしていたこともあり、多い時は週に2〜3回泳いでいます。スキーも好きで、日帰りや泊りがけでゲレンデに通っています。イギリス留学中も1週間の有給休暇をとり、友人とスイスでスキーを楽しみました。夏にはお盆とは別に1週間の夏季休暇がある他、悠々連休という休日と繋げて有給休暇をとる制度があるので、旅行にもよく行きます。
コロナ禍になってからは、友人と通話しながら映画鑑賞やゲームをすることが多くなりました。

OFFSHOT

※記事内容は取材当時のものです。

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