PEOPLE
産業システム・汎用機械事業領域
IHI回転機械エンジニアリング
生産センター 品質管理部 横浜グループ
品質
工学研究科 機械システム工学専攻 修了
2011年入社
新居 達也NII TATSUYA
CAREER
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2011年
回転機械セクター 品質保証部 品質保証グループに配属/ターボ圧縮機の品質管理業務を行う
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2015年
回転機械設計部 ターボエンジニアリンググループに異動/ターボ圧縮機の設計業務を行う
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2018年
生産センター 横浜生産部 品質管理グループに異動/ターボ圧縮機、レシプロ圧縮機、ブロワの品質管理業務を行う
「品質管理エンジニア」として。
学生時代はロボコンサークルに打ち込み、そこで経験したチームでのモノづくりを活かしたいと考えていました。IHIには大学研究室の先輩が在席し、安心感があったので入社を決めました。
現在は、機械システム工学の知見を活かせる産業用ターボ圧縮機の品質管理を担当しています。自動車のターボと同じ仕組みながら、動力ベースで500~5000倍のとにかく巨大な圧縮機。高速回転体で高圧の圧縮ガスを扱うリスクの高い流体機械のため、非常に高度なモノづくりが要求されます。また、お客さまのプラントにキーデバイスとして組み込まれる製品のため、厳しい品質管理も要求されます。規制法規への対応と顧客要求事項(仕様)の満足は必須で、安定して継続的に運用できる品質の確保も重要です。
「検査員」ではなく「品質管理エンジニア」であることにこだわり、他部門へのリスペクトを忘れずに改善活動やトラブル対応につなげることを心がけています。
品質管理の新たな仕組みを
入社2年目に、古い製品を応急修理する依頼がありました。“簡単な仕事”として若手の私に割り振られたのですが、非破壊検査で大きな亀裂が見つかり大騒ぎに…。ベテランの先輩や製造部門のキーパーソンから助言をいただき、社内研究所の専門家を訪ねて修理方法を検討しました。資料をまとめてお客さまと相談し、何とか作業を進めることができました。つい最近も同じ内容の応急修理があったのですが、スムーズに対応することで私たちの技術力に高評価をいただけました。
品質管理では膨大な品質データを扱います。しかし、現状では製造結果の良否判定や検査成績書にしか使用されていません。このデータをフル活用し、製造工程や設計そのものの改善につなげる仕組みを構築しようとしています。入社当時から「設計と製造現場の両方を経験し、改善のプロフェショナルをめざしたい!」という強い想いがありました。多くの経験を積んだ今、それを実現できるステージに立っていると感じています。
自宅の工房で趣味のモノづくりを楽しんでいます。仕事とは違って自分だけの世界なので、好き放題に設備投資して納期も気にせずノンビリ作業しています。最近は3Dプリンタにハマり、水鉄砲を作って子どもとお風呂場で遊んでいます。
コロナ禍で最近はほとんど行けていませんが、山梨にあるキャンプ場がお気に入りで、家族でよく行っていました。折り畳みテーブルやキッチンテーブルなどのキャンプ道具も自作しています。
※記事内容は取材当時のものです。