Paul Wurth IHI Co., Ltd.

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JFEスチール(株)西日本製鉄所(福山地区)殿向け第3コークス炉(A・B炉団)

JFEスチール(株)西日本製鉄所(福山地区)第3コークス炉(A・B炉団)
  • JFEスチール(株)西日本製鉄所(福山地区)殿向け第3コークス炉(A・B炉団)
  • 門数:A炉団52門・B炉団52門
  • 生産量:各炉団360,000t/年

当社は、JFEスチール株式会社西日本製鉄所(福山地区)殿向けの第3コークス炉(A・B炉団)の老朽更新工事を完工し、同設備のA炉団は2019年11月に、B炉団は2021年6月に稼働開始しました。

本工事では、当社はA・B炉団パドアップ双方の設計、製作、試運転調整を受注し、同社からは倉敷地区2コークス炉(A・B炉団)に続く引渡しとなりました。

本工事はパドアップ(既設基礎を流用)による工法で、まずA炉団の更新工事を完了し、続いてB炉団の工事を開始するという、シリーズでの計画が採用されました。B炉団の工事進行中は、新型コロナの影響でポールワース社(PW社、イタリア)から日本への往来が出来ない状況となりました。そのような状況下でも、お客様のご協力を得ながらPW社とのオンライン・コミュニケーションを駆使し、据付工事における技術指導や課題解決を現地常駐の当社技術員が行い、無事に契約納期どおりの稼働を実現しました。

同コークス炉稼働により、稼働後50年経過して低下した生産能力が増強され、かつ、市況高騰が続くコークスの自社製造を増やすことで、コスト削減につながることとなります。

当社は、2012年の合弁会社設立以降、6プロジェクト目のコークス炉完工となる本工事の実績をもとに、今後も製鉄業界の製銑分野における安定操業と生産コスト削減に貢献します。同時に、カーボンニュートラルの課題に直面している製鉄プロセスの変革に向けて、パートナーのPW社ならびにその親会社であるSMS group社とともに、新しい時代を切り拓いてまいります。