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株式会社IHI機械システム

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お客さまの声

株式会社MOLE’S ACT様

この技術は世の中に絶対にあった方がいい!
拡散接合のメカニズムを極め、さらなるイノベーションの未来へ。

長野県諏訪市
株式会社MOLE’S ACT様

ホットプレス

約10年前に拡散接合用ホットプレスを導入され、現在はサイズ違いの2台目も設置させていただいております。会長と専務にお話しを伺いました。

拡散接合に注目し、ホットプレスを導入したきっかけ

本業が耐熱の金型屋で、金型には冷却が必須なので、ドリルで冷却の穴を開けて作っていましたが、冷却が効かない等のトラブル解決のために大学と耐熱性の接着剤の研究をしました。その接着剤を金型に内蔵して抜群の効果が確認できた頃、「拡散接合」で金属が一体となる話が耳に入ってきました。

はじめは粉末鋼の接合で、点が付くなら面も付くだろうということで、日本刀の熱処理をヒントに熱と圧力をかけることを繰り返して接合を試みました。はじめは失敗ばかりでしたが、接合することができました。まだ接合条件がわからない時代でもあり、その時使用していた機械だと不安定で、ダメだといったん答えを出していましたが、苦肉の策でIHIのホットプレスでテストしてみたいと連絡をしたのが始まりです。

IHIでのテストの結果を分析をしたら接合はしっかりとされていたのですが、まだお客様は少なく機械を導入すべきか悩みました。ただ、「この技術は世の中に絶対にあった方がいい!」と信じ、検討を進めました。そんな時に、その当時のIHI営業の人が思いをわかってくれ、「拡散接合」ってそんなに発展していくものなのか、と市場調査してくれました。そうすると、10年後にはこうなりますねという厚い報告書が出てきて、まさしく自分が考えていることと同じでした。今その10年後に来ていますが、ある程度は想定通りに進化しています。そこからの思いにブレがないかたまに読み返していますよ。

技術開発について

研究を重ね、だんだん拡散接合のメカニズムがわかってきました。どうやったらくっつくのか?どうやったら壊れるのか?拡散接合技術の基盤づくりのために、関わる人たちが技術を持ち寄ってショートカットして進化させたいと日々頑張っています。新しく勉強したいことっていっぱいありますよ。
拡散接合技術の認知度はまだ高くないので、IHIにはお客様の目的と技術ができるという真ん中にいる立場でどんどん大きく拡げていって欲しいと思っています。用途開発も含めて期待します。

アイデアの進化

金型に関して言えば、3Ⅾプリンタが世の中に普及してきて「3次元冷却回路ができるよ」と開発者にアイデアとして認知され、さらには効果も確認されたのでいい流れが来たと思っています。はじめは脅威だと思いましたが、それぞれに良さがあります。3Ⅾプリンタでは理想のものができなくても拡散接合だったらできそうだよねと引き合いに繋がったと感じています。
金型以外のさまざまな用途に対しても、今までできなかったことが可能になるとお問合せが増えています。

最近のニュース

拡散接合を使った新しい用途の開発に取り組んでいます。発想を形にするのは大変でしたが新しい分野での工法の開発もでき、特許申請もしました。効率の良い専用の接合機が必要となった際はIHIの技術を持って相談に乗って欲しいです。
そのほかに超微細空間の相談がありました。相談を受けた時、これは拡散接合でしかできないとアイデアに感激しました。拡散接合でミクロンオーダーの空間をコントロールしています。モールズアクトなら接合と加工ができ、ノウハウの蓄積があるから実現できました。モールズアクトの強みだと感じています。

イノベーションってよく言いますが、自らが世界をつくっていくとなるとリスクの方が高いけれど、リスクがあるから誰もやっていない、だから価値があるのだという考えを持っています。用途開発含めて、いつもやってきたものに付加価値を付けて、さらに付加価値を付ける。それが私たちのものづくりの使命だと思っています。
日本人ならではの技術が私たちの未来を支えていくと思っているので、後進を育てていくことにも力を入れています。

モールズアクト 

MOLE'S ACT様ホームぺージ

株式会社 MOLE'S ACT | モールズアクト | 拡散接合ならモールズアクト (moles-act.co.jp)

2022年12月公開

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