環境保全

基本理念

1919年に日本最初の産業用ディーゼルエンジンの製造を開始以来、省エネルギー・環境調和型エンジンを開発、商品化するなどエンジン分野ではパイオニア的役割を果たしてまいりました。

当社製の原動機及び関連商品は、船舶推進用、産業用、発電用として社会の様々な分野で活用され信頼を得ています。

企業活動に当たっては、地球環境保全への取り組みを経営の最重要課題の一つと位置付け、製品の開発、製造及びサービスが環境に与える影響と外部の環境状況が組織に影響を与える可能性を的確に捉え、環境に配慮した企業活動の下、製品及びサービスを提供することにより、全員参加で次世代のため豊かな地球環境の保全と社会の持続可能な発展に貢献することを環境の基本理念とします。

環境方針

  1. 省エネルギー・省資源を推進し、ライフサイクルを通して環境負荷を低減し脱炭素社会の実現に貢献する製品・サービスの開発・普及に努め、事業活動を通して継続的な自然と技術が調和する社会の構築と、廃棄物の削減と資源のリサイクルに取り組むとともに、地球温暖化の防止に努めます。
  2. 環境側面に関連する法規制及び地域社会との協定等を順守し、化学物質の適切な管理とともに、環境負荷低減への継続的な改善を行い、環境汚染物質の流出防止のため予防処置を図り環境保護に努めます。
  3. 本環境方針及び環境改善活動に関しては、環境報告書等で社内外に情報を発信し、地域社会及び広く当社を取り巻くステークホルダーとの共生を図ります。
  4. ISO14001に適合した環境マネジメントシステムを各部門で構築し、維持するとともに、パフォーマンスを向上させるため、システムの継続的な改善を行います。
  5. 本環境方針と整合する環境目標の設定及びレビューのための仕組みとして各層において期毎に到達すべき目標を設定し、その目標の達成に向けて努力します。
  6. 本環境方針を当社及び関連する会社の全員に理解させて教育を通じて環境意識の向上に努めるとともに、この方針を適切に持続するため定期的にレビューを行います。

ISO14001環境マネジメントシステムの概要

今起こっている地球環境問題は、世界共通の問題として認識され国際会議の主要課題となっています。

 

この地球環境問題に対して、昔から国際的な解決策を模索しており、そのツールである環境マネジメントシステム(Environmental Management System:以下EMSという。)に対する要求事項をISO(国際標準化機構)で標準化を行いISO14001規格として '96年9月に制定されました。

ISO14001は、社会経済的ニーズとバランスをとりながら、環境を保護し、変化する環境状態に対応するための枠組みを企業に提供することを目的とし、Plan-Do-Check-Act(PDCA)という概念に基づいてEMSを継続的に改善し、環境パフォーマンス向上させていく仕組みです。

 

現在では、多くの企業が脱炭素社会化・カーボンニュートラルに向けた動きを加速しており、ますます企業の環境に対する取り組みが注目されています。この様な状況下で、ISO14001は、環境に対する仕組みづくりの有用なツールの1つになると言えます。