原動機プラント基本システム紹介

ソリューションシステム例

お客様メリットを最大化させるためのソリューションシステムの例をご紹介します。

LNGサテライトシステム

現在のエネルギー市場の動向は?

天然ガスは、石炭や石油類燃料と比べて環境負荷が低く、また中東への依存度の低いことによるエネルギーセキュリティの高い燃料であるため、その利用が進んでいます。 通常天然ガスは、都市ガス供給区域内においてガス導管にて供給されますが、供給範囲外で天然ガスを利用するための設備が、LNG(液化天然ガス)サテライトです。 事業所への設置実績が増えています。

 

LNGサテライトシステムとは?

 

LNGサテライトは、LNGタンク、LNG気化器等により構成されます。
LNGタンクは、LNGローリーによりLNG基地より払出され運び込まれるLNGを、貯蔵するための、LNG気化器は、LNGを燃料として使用する時に気化させるためのものです。
LNGサテライト設備を含む、エネルギーシステムのご提案が可能です。

メカドライブシステム

メカドライブシステムとは?

■システム例フロー図
   

 

大型の空気圧縮機やポンプなど、連続的に大量の電力を消費する回転機械を稼動される場合の省エネルギー対策です。
通常、電動機により駆動されているこれら回転機械を、原動機にて駆動し電動機損失を減らすと共に、その際に発生する排熱を回収し熱利用することにより、省エネルギーを図ります。

 

メカドライブシステムのメリットは?

原動機により発電をして電動機を駆動させる場合に比べて、電動機損失を減らすことが可能なため、一般的なコージェネレーションよりも、省エネルギー効果が高くなります。 原動機駆動空気圧縮機を含むエネルギーシステムのご提案が可能です。

GT・GE複合システム

GT・GE複合システムとは?

■システム例フロー図
   

 

各種原動機にはそれぞれ特徴があり、必ず同一種類でシステム構成をすることが最適な省エネルギーシステムになるとは限りません。
例えば電力ベース対応のガスタービンと、負荷変動対応のガスエンジンを組み合わせることで、単一機種で構成する場合に比べて、より省エネルギーになることがあります。
蒸気負荷が大きい場合にも、追焚付き排熱回収ボイラと小型貫流ボイラで負荷に追従する最適運転を行い、蒸気を有効活用することで、省エネルギーを実現できます。
ガスタービン・ガスエンジン・ディーゼルなど各種原動機の幅広い容量をラインナップに持つ弊社では、これらの特徴を活かしたシステムの構築と統合制御システムにより、最適な省エネルギーシステムのご提案が可能です。

追焚システム

追焚システムとは?

■システム例フロー図

 

BTG(ボイラ・タービン発電設備)を用いて、大量の蒸気(熱)を利用しつつ蒸気タービンで発電を行う場合、発電効率は低いが熱利用を十分行うことができれば、非常に高いエネルギー効率が達成できます。
しかし事業所内の操業状況の変化に伴いエネルギーの消費形態が変化し、熱の消費に対し電力消費の比率が高まるような場合、発電電力の不足またはエネルギー効率の低下を招くことになります。
排熱回収ボイラに追焚装置を付けたガスタービンコージェネレーションは、高いエネルギー効率を維持しながら高効率な発電効率が達成でき、また発電電力を維持しつつ蒸気(熱)送出量を変えることができます。
追焚装置を含む、コージェネレーションシステムのご提案が可能です。

冷熱・蓄熱システム

冷熱・蓄熱システムとは?

■システム例フロー図

 

コージェネレーションシステムは、省エネルギーを図るためには有効な手段です。
ただし同時発生する電力と熱を十分有効に使い切る必要があります。
必要な電力を発生した時に余剰となる熱の有効利用に対する方策として、蒸気噴射熱電可変ガスタービンコージェネレーションがあり、熱を電気に変換し使い切る方法です。
また余剰となった熱を、不足する時間に利用する時間差利用の方法として、蓄熱システムがあります。温熱として蓄熱する蒸気アキュムレータや温水蓄熱、冷熱として蓄熱する冷水または氷蓄熱があり、コージェネレーションとの組合せで、熱の有効利用を可能にします。
蓄熱システム設備を含む、エネルギーシステムのご提案が可能です。