IMO NOx 3次規制に対応した舶用中速デュアルフューエルエンジン「AHX-DF」を開発・販売開始 ~IMO NOx 2次規制対応エンジンに比べ、NOx排出量を75%低減した新エンジン~
新潟原動機株式会社(以下NPS)は、このたび、国際海事機関(IMO)のNOx 3次規制に対応した、2,000kWクラスの舶用中速エンジン「AHX-DF」を開発し、販売を開始しました。本エンジンは、ディーゼル運転とガス運転の切り替えが可能なデュアルフューエルエンジンで、IMO NOx 2次規制に対応した従来のNPS製舶用エンジンに比べ、NOx排出量を75%低減しました。これにより、IMO NOx 3次規制への対応が可能となり、環境への負荷を大きく減らすことができます。
「AHX-DF」の特徴は以下の通りです。
- ① ガス運転時の素早い立ち上がり
- 舶用機関では、立ち上がりから100%負荷に上げるまでのスピードが重視されます。ガスエンジンでは、これまで負荷上げスピードはディーゼルエンジンに比べると劣るとされていました。「AHX-DF」では、ガス運転時の負荷上げスピードを大幅に改善し、ディーゼルエンジン並の負荷上げスピードを実現しました。
- ② 立ち上がり~100%負荷までどのタイミングでもガス運転とディーゼル運転の切り替えが可能
- これまでのデュアルフューエルエンジンでは、最高で80%負荷時までしか、ガス運転とディーゼル運転の切り替えができませんでした。「AHX-DF」では、100%負荷時でも運転モードの切り替えを可能とし、緊急時に別の運転に切り替えることで、安全な運航を維持できるようになりました。
- ③ ガス運転時の急激な負荷上げ時の安定運転
- ガスエンジンでは、これまで、急激な負荷上げを行うと、異常燃焼を起こす可能性が高く、安定した運航が難しいとされていました。「AHX-DF」では、NPSが発電用ガスエンジンで培った異常燃焼抑制技術を適用し、急激な負荷上げ時の異常燃焼を抑えることができます。
- ④ 海域に応じた適切な運航モードの選択が可能
- 「AHX-DF」は、デュアルフューエルエンジンであるので、IMO NOx 3次規制が定められている海域ではガス運転、それ以外の海域ではディーゼル運転と、海域に応じた運転モードを選択することができます。これにより、燃料消費を抑えつつ、NOx 3次規制に対応することができます。
今回、開発した舶用中速エンジン「AHX-DF」には、国土交通省殿の「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」の補助対象事業および一般財団法人日本海事協会殿の共同研究事業、日本財団殿の助成事業による一般財団法人日本船舶技術研究協会殿との共同研究として採択され支援を受けて開発された要素技術の一部を使用しております。
NPSでは、これからも、環境負荷を低減した舶用エンジンの開発を進めていき、安全でかつ環境に優しい舶用エンジンを提供していきます。
以上
【問い合わせ先】
新潟原動機株式会社 管理室企業情報グループ 若原 (TEL:03-4366-1207)
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