• DIVERSITY & INCLUSION
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DE & I / CROSS TALK

育休取得とキャリアを両立
支え合う風土が
幸せな職場を創り出す

世界との窓口として
エンジン開発の
中核を担う

K.B.
私たちが所属する防衛システム事業部・開発部 開発グループは、防衛省向け航空エンジン開発を推進する役割を担っています。航空エンジンの国際共同開発を一緒に行っている海外企業や社内の複数の組織と調整を行い、最終的に航空エンジンを完成させるのが私たちの役目です。航空エンジンは部品の点数が非常に多く、関わる人も多いため、全員が同じ目的に向かうためのルールを作り、運用していくことが求められています。
Y.S.
私は7年ほど前から防衛システム事業部・開発部に所属しています。開発が進むにつれて、一緒に仕事を進めていく関係部門も増加しており、また、海外企業との航空エンジンの国際共同開発の窓口も担っているため、開発グループの業務は年々増えてきていると感じています。
仕事・育児と毎日とても忙しくしていますが、中学生の頃から航空・宇宙分野に興味がありIHIグループに入社したので、プロジェクトの一員としてエンジン開発に携われる毎日はとても充実しています。また、社内外を統括するために必要な知識を身につける過程やスキルアップを目指せる環境も刺激的です。
K.B.
私は子供のころに、あのSF映画やあのロボットものアニメーションを見て育ったせいか、それが原体験になって機械に興味を持ち、いつの間にか機械工学の道に進んでいたといった感じです。IHIグループのような複合企業なら何かしらのモノづくりができるだろうと期待して入社し、汎用圧縮機部門や車両過給機部門を経て、2023年に航空エンジン開発部門へ異動しました。
航空エンジン開発部門は関係する組織が多く複雑なため、協業他社や社内各部の理解を得ながら調整する業務は本当に大変です。ただ、業務上、エンジン開発全体を見渡せる立ち位置にいるのは自分に合っていると感じており、毎日が充実しています。

育休取得は
キャリアの壁にあらず
当たり前に子どもと
向き合える環境がある

K.B.
Y.S.さんは2024年5月まで産休・育休を取得されていましたね。
Y.S.
はい。今回は下の子の出産にともない、2年8カ月ほど育休を取得しました。上の子の出産では1年半ほど育休を取得したので、合計で4年間ほど育休を取得しています。ブランクはありましたが、育休前と同じ部署に戻りみんな快く受け入れてくれました。
K.B.
Y.S.さんは航空エンジンの設計経験が豊富でこの部署のベテランですので、戻ってきてもらえて助かります。育休の取得にあたり、何か困ったことや苦労したことはありませんでしたか?
Y.S.
私が産休に入ったのはK.B.さんが開発部にいらっしゃる前です。みなさんにはとても快く送り出していただきましたので、特に困ったことはありませんでした。育休期間を延長した際にもこちらの都合に合わせて調整していただき、心置きなく育児に向き合うことができました。復帰から半年ほど経過した今、今まで培ってきた設計の知識や経験を活かした環境で育休によってキャリアを制限されることなく、海外との調整役などの重要な役割も任せていただいています。
K.B.
復帰直後から早速フルタイムでパワフルに働かれていますね。まだお子さんも小さいですが、育児と仕事を両立するために意識していることはありますか?
Y.S.
仕事も育児もメリハリを意識して働きたかったので復帰前に働き方について家族で話し合い、今はフレックスタイムを利用し、仕事を効率よく行えるかスケジュールを考えて行動するように心掛けています。IHIは通常8時始業ですが、7時から始業し、子どもを迎えに行けるように16時には退勤しています。また、業務内容によっては在宅勤務にしており、時間を有効活用させてもらっています。また、一緒に働く皆さんも家庭重視の方が多いので、お互いに配慮しながらフレキシブルに働ける環境に感謝しています。
K.B.
Y.S.さんは仕事の優先順位の付け方が上手で、仕事の配分を調整しながら限られた時間を上手く使っているなと感心しています。
海外の取引先も家庭重視の方が多いですね。海外との打ち合わせでは、時差の関係もあり、先方の家庭の時間と重なることがありますが、そのようなときは打ち合わせを早めに打ち切るなど柔軟に対応しています。IHI社内だけでなく、海外の取引先のプライベート時間も尊重しあえるのは素晴らしい環境だと思います。

男女年齢を問わずに安心して
育休を取得できる会社には、
挑戦できる人財が集まる

Y.S.
K.B.さんは上長として部下の育休取得に対してどのようにお考えですか?
K.B.
男女問わず、どんどん取得してほしいと思っています。私に子どもができた頃には今ほど子育て支援の制度は整っておらず、男性が育休を取得するのは難しかったです。最近では開発部内で男性の育休取得者がとても増えていますので、子育て支援の制度が浸透してきていると感じています。
Y.S.
私も育休の前後を比べて、男性の育休取得者が増えたと感じています。育休を取りやすくなったのは素晴らしい変化だと思います。ただ、育休を取得する前には、引継ぎも大切ですね。
K.B.
おっしゃるとおりで、育休を取得する前には、安心して休んでいただけるように、担当している業務の引継ぎを行ってもらい、チームで代行できる状態を作って休みに入ってもらっています。戻ってきた際に何も進んでいないという状態だと困っちゃいますよね。ですので、十分な時間を使ってしっかりすり合わせるようにしています。
Y.S.
気兼ねなく育休を取得できるように、会社側が配慮してくれるのは本当に助かります。また育休だけでなく、他の制度も充実していることがありがたいです。
IHI独自の制度にはチャイルドケア休暇がありますね。子ども1人あたり35日の休みをいただけるので、子どもが急な風邪を引いたときの看病や、運動会などのイベントの時に利用しています。他にも、従業員が使えるベビーシッターサービスが本当に便利で、送迎が難しい日にはずいぶん助かっています。
K.B.
会社としても、社員に充実したプライベートを過ごしてもらい、存分に働いてもらいたいと考えているのだと思います。家庭を含むプライベートがあってこその仕事ですから、働く本人だけでなくご家族も含めて充実した生活を送れるようにサポートはしていきたいですね。
つい最近ですが、40代の男性基幹職が育休を取得しました。彼のように年齢や役職を問わずに利用できる制度はさらに充実させていって欲しいと思います。そうした制度の充実は、若くて有望な社員が集まり定着するきっかけになってくれるはずです。
Y.S.
私自身が育休を取得して、IHIは出産や子育てを理由にキャリアを制限されることなく、やりがいのある仕事にチャレンジできる風土の会社であると改めて実感しています。本人次第でプライベートと仕事の両立ができる場所だと思いますので、ぜひチャレンジしてほしいですね。
K.B.
そのとおりです。私たちも思う存分力を発揮できる環境を提供するように努めますので、モノづくりを頑張りたい人やスキルを生かしたい人と一緒に、お互いがハッピーになれる環境で仕事をしていきたいと思います。

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