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My Job / My Story橋梁に刻まれた自分の名前を見て、感じたことのない達成感が湧き上がる。

  • 施工管理
  • 橋梁

Y.G2019年入社

橋梁に刻まれた自分の名前を見て、感じたことのない達成感が湧き上がる。
My Job どんなシゴトをしていますか?

My Job

橋の工事における施工管理を担当しています。

私は、橋の工事部門に所属し、現場で鋼橋の補修・補強工事の施工管理をメインに担当しています。入社してからは、鋼橋の補修・補強の工事だけでなく、PC(プレストレストコンクリート)橋の新設工事を担当した経験もあり、鋼とコンクリート、補修工事と新設工事とさまざまな経験をできることに面白さを感じています。現場での主な仕事内容は、日々の現場作業員の安全管理、工事の進捗管理、品質・出来形管理など多岐に渡ります。他には、施工状況を報告書などの書類にまとめるため、現場の写真を撮影して記録に残したり、工事の進捗に合わせて必要な資機材の発注を行ったりもします。工事を安全に、期限内に確実に終わらせるために多種多様な業務を担当し、現場を総合的に管理しています。

My Story

父と一緒に参加した地元の橋の開通式。
子どもながらに、その大きさに圧倒されました。

父と一緒に参加した地元の橋の開通式。子どもながらに、その大きさに圧倒されました。

幼い頃の記憶で強烈に残っている出来事があります。小学生の時に、地元の橋の開通式典に参加したことです。実家から見える橋だったため、工事中も遠くからよく眺めていました。何もない場所に少しずつ橋ができていく光景に、すごく興味を惹かれました。完成時には開通式の案内が地元に配布され、土木系の仕事をしていた父と連れ立って参加しました。通常は立ち入ることができない橋の上を散策して、スケールの大きさに圧倒されました。さすがにその時は「仕事にしたい」とまでは思わなかったですが、興味が芽生えた瞬間でした。大人になった今でもその橋を通るたびに当時のことを思い出します。その後も、高速道路の開通を記念したマラソン大会に出場したり、父から仕事の話を聞いたり、土木系の構造物への興味を胸の中にずっと抱いていました。

その後、大学受験を迎えて選択したのは工学部でした。もちろん土木系の学科です。学生時代は、コンクリートの損傷を検知するセンサの研究をしていました。そして迎えた就職活動では、インフラ業界に関わる会社に進むことを心に決めていました。さまざまな会社を回りましたが、その中でIHIインフラ建設に惹かれたのは、説明会で知った「鋼橋とコンクリート橋の双方を手がける数少ない会社」という事実です。ずっと仕事にしたいと思っていた橋の分野で複数の経験ができる点に惹かれて、入社を決めました。

My Story

「また一緒にやろう」と固い握手を交わす、
その時が何より嬉しい。

「また一緒にやろう」と固い握手を交わす、その時が何より嬉しい。

最近では、建設から50年以上経った橋が増え、損傷が目立ってきています。高度経済成長期に作られたこれらの橋に適切な補修・補強工事を行い、その後長期にわたり使用できるように再生する工事が、日本全国で行われています。入社後は、橋の中でも鋼橋の補修・補強工事の施工管理をメインに担当しています。一つの工事期間は現場にもよりますが、だいたい1年間くらいが多いです。現場は全国各地にあり、工事期間中は現場近くの宿舎(会社が契約するマンスリーマンションなど)で暮らし、週末は自宅に帰る生活です。大変そうに聞こえるかもしれないですが、各地に行ける楽しさもありますし、慣れれば意外と苦にはなりません。

この仕事で大変さを感じることは、品質と工期のバランスでしょうか。決められたスケジュールを守ることは必須ですが、期限に間に合わせるために工事の品質を落とすわけにはいきません。この二つを両立させるためには、現場で作業にあたる工事会社の方々との信頼関係の構築が何より大事です。ONE TEAMになって課題を突破するには、何でも話し合える関係性になることが欠かせないのですが、この点に最初は苦労しました。経験も浅く、年齢も若い自分をなんとか信頼してもらおうと、現場では積極的に話しかけるように心がけました。努力の結果、少しずつ関係ができていくことが嬉しかったです。工事を終えた瞬間に協力会社の方から「また一緒にやりたい」と言ってもらえたのはいい思い出です。

100年先にも存在する建造物に名前を刻めたことが、
今でも誇りです。

100年先にも存在する建造物に名前を刻めたことが、今でも誇りです。

今まで経験した工事の全てに大変さがあり、どの現場も思い出に残っています。しかしその中でも特別な経験として記憶に残っているのは、入社5年目に担当したPC橋の新設工事です。それは初めて尽くしの現場でした。初めて、現場で社長の代理となる「現場代理人」という役職が付いたこと。今まで担当していた鋼橋の補修工事ではなく、PC橋の新設工事だったこと。今までとは違うプレッシャーと不安を感じていました。

しかし昔から経験したかった仕事の一つであり、気合いも違いました。勉強は欠かせませんが、それでも分からないことは仕方がないと諦めるのではなく、周りの人に質問を繰り返しました。自分一人の力量では無理だと感じることがあれば、手遅れになる前に助けを求めました。頼りになったのは、やはり先輩や現場で共に工事にあたる協力会社の皆さんです。それまでの経験で、全員の協力関係をつくることの重要性は身に染みて分かっていましたので、チームづくりに最も心血を注ぎました。必死に過ごす日々の中で嬉しかったのは、頑張った分だけ、新しい橋が形になって目の前に現れることです。自分は今、子どもの頃に憧れた橋の建設現場に立っていると思うと、やはり嬉しかったです。そうして、竣工の日が訪れます。新たな橋には「橋歴板」と言って、工事に関わった関係者の名を刻む碑のようなものを設置するのですが、そこに、現場代理人として自分の名前が刻まれていました。今までに感じたことのない達成感が湧き上がってきたのは、この時です。現在の橋は、およそ100年先まで使用できるように設計されています。自分よりも長生きする建造物に名前を刻めたことが、今でも誇りです。

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