BUSINESS 事業領域

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事業領域

航空・宇宙・防衛

Aviation, Space & Defense

空、宇宙、防衛の未来を切り拓く。

航空エンジン、ロケットシステム・宇宙利用、防衛機器システムなどを手がけています。航空エンジンのリーディングカンパニーとして空の交通を支え、宇宙開発分野ではロケットエンジンの心臓部「ターボポンプ」や次世代ロケット「イプシロン」の開発・製造を行っています。
20年後には約2倍の航空機が必要になるといわれています。私たちは新素材を用いてエンジンの大幅な軽量化・低騒音化を実現することで、環境負荷の軽減に貢献しています。

主な取り組み

  • PW1100G‒JMエンジン

    日本のジェットエンジン生産の約70%を担っています。エアバス社の最新鋭航空機「A320neo」には、私たちが開発に携わっている次世代エンジン「PW1100G‒JM」が搭載されています。

  • 国際宇宙ステーション

    日本が開発を担当した実験棟「きぼう」は、2009年に完成した日本初の有人施設。IHIグループは船外実験プラットフォームや各種実験装置などの開発を担当し、宇宙開発に貢献しています。

  • ジェットエンジンメンテナンス

    安全な空の旅を実現する「エンジンのドクター」として、ジェットエンジンの開発・生産だけでなく点検や整備などのアフターメンテナンス事業も行っています。

主な製品・強み

航空エンジン、ロケットシステム・宇宙利用、防衛機器システムなどを手がけています。
日本のジェットエンジン生産のトップシェアを担うリーディングカンパニーとして空の交通を支え、航空機電動化プロジェクトにも挑戦中。宇宙開発分野では、ロケットエンジンの心臓部となるターボポンプや次世代固体燃料ロケット「イプシロン」の開発・製造を行っています。

ロングシャフトの
世界シェア


1
民間向け航空エンジン

独自技術を基に、小型から超大型まで各種民間航空エンジンの
国際共同開発事業に参画し、エンジンモジュールや部品を開発、
供給しています。それに加えて、エンジンの整備や修理も実施しており、
航空エンジンのライフサイクル全体をサポートしています。

日本の宇宙開発のパイオニア
日本初ペンシルロケットからイプシロンまで

日本の宇宙開発のパイオニア
日本初ペンシルロケットから
イプシロンまで

70
ロケットシステム・宇宙利用

日本の基幹ロケットH3のエンジンの心臓部となる
ターボポンプやイプシロンロケットなどの宇宙輸送、
宇宙ステーション・液体推進系をはじめとした宇宙インフラから、
地球大気圏への再突入まで、多くの技術と製品を提供しています。
また、社会課題解決に向け、
宇宙を利用したソリューション開拓にも取り組んでいます。

TOPICS

将来の戦闘機用を目指したジェットエンジンのプロトタイプ(XF9-1)を納入 (「IHIホーム>https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2018/aeroengine_space_defense/1190437_1622.htmlより抜粋)

2018年6月、防衛装備庁から受注し研究試作を行った、将来の戦闘機用を目指した推力15トン級ジェットエンジンのプロトタイプエンジン(以下「XF9-1」)を、瑞穂工場(東京都西多摩郡瑞穂町)において、防衛装備庁航空装備研究所に納入しました。 XF9-1は、世界最先端のコンピュータシミュレーションを駆使した設計技術や、日本が世界に誇る材料技術・加工技術を随所に採り入れた戦闘機用エンジンのプロトタイプエンジンです。
IHIは、世界最先端技術を、エンジンとしてインテグレートするべく、国内企業の協力も得ながら、コアエンジン(※1)をベースとして前部にファン、後部に低圧タービン・アフターバーナ・排気ノズルを装着したXF9-1の設計製造を推進しました。
IHIは、防衛装備庁航空装備研究所を万全の態勢でサポートし、引き続き世界に誇る技術を発展・統合させ、戦闘機用エンジン研究開発の技術基盤の構築を図っていきます。

(※1)コアエンジン:エンジンの中心部である、圧縮機、燃焼器、高圧タービンから構成される自立運転可能なユニットで、ジェットエンジンの性能を左右する重要な部分