
BUSINESS
事業領域
社会基盤
Social Infrastructure and Ocean安心の社会インフラを実現する。
世界中の人びとと社会にとって「要」となる社会インフラ。橋梁・トンネルを軸に、長年の実績で培った技術力と豊かな感性で、安全・安心な社会インフラの実現にグローバルかつライフサイクルにわたり貢献します。
たとえば私たちは、橋の架け替え・補修技術でインフラの長寿命化を助けています。そのままだと数年で寿命を迎える橋が、適切な補修・補強によって数十年の使用が可能に。人々が安心して住み続けられる街づくりに、IHIの技術が役立っています。
主な取り組み
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不動産賃貸・分譲
IHIグループの保有不動産のポテンシャルを最大限に引き出し,首都圏を中心とした賃貸事業・分譲事業を展開しています。IHI本社ビルがある豊洲では,都心最大級の再開発事業を主導しています。
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オスマン・ガーズィー橋
(イズミット湾横断橋)トルコで建設した世界第4位の長さを誇る吊橋です。車やフェリーで1時間かかっていた移動時間がなんと6分に短縮され、物流の効率を大幅に改善。排気ガスの低減にも貢献しています。
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交通インフラ
鉄道(旅客車両,保守用車両)・低床式路面電車・新交通システム・道路用除雪機械等の製造からアフターサービスまでを担っています。毎日の暮らしにかかせない交通インフラと,人と環境にやさしい未来を支えています。
主な製品・強み
橋梁・水門、シールドシステム、交通システム、コンクリート建材、都市開発などを手がけています。
社会インフラの整備や都市開発などの分野でさまざまな事業を行い、安全な社会基盤づくりに貢献中。これからも世界の未来に目を向け、グローバルな規模でインフラの安全を守り、安心して暮らせる社会の実現をめざします。

建設実績
ダムや河川に設置し、ゲートの開閉により
水の流れを制御する施設であり、
水力発電や河川の治水に
活用されています。

国内シェア
前面のカッターを回転させながら土砂を切削し、
地下鉄や道路トンネルなどを掘削する機械です。
トンネルの内壁となるセグメントの自動組立システムでも
国内トップの実績を有しています。
TOPICS
インド最長 ムンバイ湾横断道路の「海上道路橋」
インド共和国の経済面での首都と言われているムンバイ都市圏は、増大する人口と自動車による交通渋滞が深刻化している一方で、港湾の拡張や新空港の建設が予定されており、今後のムンバイ都市圏の経済成長のためにも、道路をはじめとするインフラの整備が喫緊の課題となっていました。こうした中で構想された「ムンバイ湾横断道路建設事業」は、マハラシュトラ州ムンバイ都市圏において、半島側のムンバイ市中心部Sewri(セウリ)から、ムンバイ湾を挟んだ東郊のナビムンバイ市を接続する、総延長約22kmのインド最長の海上道路です。IHIのグループ会社である株式会社IHIインフラシステム(IIS)と、インド共和国のゼネコン最大手Larsen & Toubro Limited社のコンソーシアムは、このうちのセウリを起点とした約10kmの海上道路橋の建設工事を担当しました。本案件でIISは、同国で初めて採用される重防食塗装の鋼床版箱桁の製作・輸送などを行う等、日本の高い技術・ノウハウを活かし、日本政府の推進する「質の高いインフラパートナーシップ」に資することができました。
このムンバイ湾横断道路の完成により、ムンバイ市とナビムンバイ市間の移動時間が、大幅に短縮されることから、ムンバイ都市圏の連結性向上、経済成長の促進にも寄与し、さらには交通渋滞緩和による大気汚染などの軽減が期待されています。
