1. IHIロゴ
ニュース 製品サポート情報 技術講座 EN CN(IHI-Sullair) TR(IHI Dalgakiran) サイトマップ

導入事例

株式会社喜多村 古川工場様 の導入事例紹介

▶ 課題 増風量に対応& 省エネルギー & クリーンエアー
▶ 提案 ターボコンプレッサーと台数制御で省エネメリット、トップレベルの空気清浄度"クラスゼロ(0)"

受託粉砕のパイオニアとして 世界のモノづくりを支える

クリックで 事例紹介動画(Youtube 弊社公式サイト)へ移動します
株式会社喜多村 古川工場様
株式会社喜多村 古川工場様 外観
株式会社喜多村様


受託粉砕事業のパイオニアである喜多村様は、1952年に前身となる北村商店を創業、家畜飼料の製造販売からスタートし、飼料の粉砕工程のノウハウから、当時困難であったフッ素樹脂の切粉を細かく粉砕することに成功されました。1972年に株式会社喜多村を設立以来、その技術を基にして受託粉砕とフッ素樹脂潤滑用添加剤をメイン事業とされています。受託粉砕事業、フッ素樹脂潤滑用添加剤事業共に、喜多村様の製品がないとモノづくりができない分野があるほど世界中のユーザーオファーに応えられています。

管理体制にも注力されており、ISO9001、ISO14001、ISO45001の認証を取得、さらにそれらを横断して円滑に運用するため独自の“Kitamura Management System”を構築して徹底されています。さらに、年1%のエネルギー削減を5年連続で達成されるなどの実質的な省エネルギー活動、従業員のウェルビーイング向上など、SDGsに取り組まれています。

業界のパイオニアであり牽引者であり続ける喜多村様に、古川工場にご採用いただいています ターボコンプレッサー水潤滑式スクリューコンプレッサーの導入についてインタビューしました。

どのような背景や課題のもと、コンプレッサー設備の導入(更新)を検討するに至ったのでしょうか?

年間電力費 1億数千万円の中でも、粉砕プロセスに絶対不可欠のユーティリティであるコンプレッサーが占める割合は高く、高効率な機器でかつ省エネルギーなシステムであることが求められます。

さらに、受託粉砕事業では、お客さまのニーズにお応えするために圧縮空気の清浄度も要求されます。クリーンな環境と油分が含まないオイルフリーの圧縮機を選ぶこともポイントとなります。省エネと清浄度、これらの両方を満たすコンプレッサーが必要でした。

喜多村様の課題に対する IHIの提案

喜多村様には、 ターボコンプレッサー「TRA」水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサー「GP」台数制御盤(マルチプルコントローラー)による最適稼働をご提案しました。

現状の稼働状況から将来の圧縮空気量と電力量をシミュレーションしてトレンドグラフを作成し、コンプレッサーの稼働状況を「見える化」したうえで、お客さまと共通認識を持ちながら提案と検討を進めました。さらに喜多村様からいただいた更新条件に対しては、①圧縮空気増量への対応、②圧縮空気に油分を含まないオイルフリー機種、③温室効果ガス削減を図るための省エネルギー化の3点を中心にご提案しました。

具体的には、圧縮空気に関する清浄等級の最高レベルである“クラスゼロ”(ISO8573-1)の認定を取得しているターボコンプレッサー「TRA」と既設スクリューコンプレッサー「GP」をIHI台数制御盤により運転台数が必要最小限になるよう喜多村様向けにカスタマイズすることで、年間消費電力およびCO2排出量は17.5%削減される試算結果となりました。また、トレンドグラフでは、台数制御盤により、ベースのターボコンプレッサーと容量調整用スクリューコンプレッサーの稼働が最適化されているのが確認できました。

導入頂いた結果、課題は解決しましたでしょうか?

省エネ性とクリーン性を実感しています。

提案いただいたターボコンプレッサー「TRA」は最高効率であるため、非常に圧縮効率がよいです。また、既存のスクリューコンプレッサー「GP」との相性もよく、台数制御盤を導入したことによって、人的負荷も減り大変ありがたく思っています。

特に台数制御に関しては、当社からの要望を取り入れていただき、工場の稼働に最適な運用をしています。

ターボコンプレッサー「TRA」設置風景

株式会社喜多村 古川工場様

オイルフリーターボコンプレッサー

「TRA」の設置風景

水潤滑式オイルフリーツインスクリューコンプレッサー「GP」 設置風景

株式会社喜多村 古川工場様

水潤滑式オイルフリースクリュー

コンプレッサー 「GP」の設置風景

将来の展望や構想をお聞かせください

社会・社員の目からも「まっとうな会社」であり続けることを指標としています。お客さま、地域の皆様、従業員を含む社会の取組として SDGs に貢献したいと考えています。 環境目標では、年平均1%のエネルギー削減を設定しており、過去5年以上継続していますが、今後もエネルギー原単位を減らすため製品個々のプロダクトに対して、手を打つことを積み重ねていきたいです。         

コンプレッサーについても、さらなる省エネを目指し、IHIさんと一緒に頑張っていきたいと思っています。

導入製品概要

オイルフリーターボコンプレッサー“TRAシリーズ”

オイルフリースクリューコンプレッサー“GPシリーズ”

台数制御盤(マルチプルコントロラー)

お客さま概要

株式会社喜多村
創立 1972年5月1日
本社所在地 愛知県愛知郡東郷町大字春木字白土 1-242
古川工場 岐阜県飛騨市古川町畦畑 280
URL https://www.kitamuraltd.jp/
受託粉砕事業のパイオニア 

・ 受託粉砕のパイオニアであり牽引者

・フッ素樹脂潤滑用添加剤もメイン事業

TOP

本ウェブサイトでは、クッキーを利用しています。本ウェブサイトを継続してご利用いただく際には、当社の個人情報保護方針の「クッキー(Cookie)の利用,閲覧履歴の収集について」に定める利用情報に同意いただいたものとみなします。閉じる



株式会社喜多村 古川工場様 外観
動画をクリックするとフルバージョンが再生されます(Youtubeサイトへ移動します)