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ソリューション

付帯設備の見直し・改善

コンプレッサーの付帯設備には、主に除湿機、フィルター類、冷却水設備、エアタンク、換気設備等があります。既設コンプレッサーの更新、増設、低圧化を進める場合、これら付帯設備の能力確認を行い、省エネ推進の妨げとならないように注意が必要です。

付帯設備のイメージ図

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送気配管の計画・見直し

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配管口径の選定

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低圧化の注意点

省エネ効果が大きいことから、ライン圧力の低圧化が進んでいます。
既設配管のまま コンプレッサーの吐出圧力を下げて 低圧化を進めた場合、エアボリュームが大きくなり、管内流速、および圧力損失を増加させる恐れがあります。配管径が適切かどうか念のため確認を行うことを推奨いたします。

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適切なドレン管理

圧縮空気は、端末の空圧機器に至る配管内部で自然冷却され、ドレン(水分)が配管・エアタンク類に溜まります。配管内部は見えないため見逃しているケースが多いですが、ドレンは圧力損失を増加させる大きな要因となります。

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ドレンによる圧力損失を削減するために下記のような対策を推奨いたします。

  • ①ドレン溜りの無い配管計画

  • ②計画的なドレン排出管理

  • ③上流に除湿機の設置を行い露点温度管理

オイルフリー化によるフィルター圧力損失低減

給油式スクリューコンプレッサーをご使用中の場合、コンプレッサー設備をオイルフリー化することで、油分除去のためのフィルターが不要となり圧力損失を低減させることができます。オイルフリー化は電力費の削減に直結し、廃油処理費用も不要になるなど、省メンテナンス、省力化の面でもメリットがあります。

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除湿機やフィルター類の性能確認

コンプレッサーの吐出圧力が下がると、処理を行うべき圧縮空気のボリュームが大きくなります。コンプレッサー設定圧力の低圧化を行った際に既設の除湿機やフィルターでは処理能力が不足するケースがありますので確認が必要です。

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レシーバタンクの設置場所・適正容量

圧縮空気の安定供給実現のためにレシーバタンク(空気槽)の設置は欠かせません。コンプレッサーの制御を安定させるために、レシーバタンクはコンプレッサー近辺(室内)にご設置いただくことを推奨します。
また、タンクの適正容量は、お客さまの運用方法(台数制御盤の有無など)、エア使用状況によって変わってきます。一般的な運用の場合は、下記の計算式で算出される容量を推奨しています。

レシーバタンクの適正容量 = 容量調整用コンプレッサー吐出風量 × 20%

ライン圧力変化のイメージ

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タンクの設置場所

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タンクの適正な容量選定

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吸入温度低減による省エネ

コンプレッサーの吸入温度を下げることで、コンプレッサーの性能(原単位)が改善されます。コンプレッサー室内が暑い場合には、室外の冷たい空気を吸入させることも有効です。ただし、外気吸入に吸入ダクトを使用する場合、吸入圧力損失が大きくなると(吸入圧力が低下すると)性能が悪化することから、吸入ダクトを施工される際には、吸入圧力損失を小さく抑えるように計画することが必要です。

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  • 容積式コンプレッサー、1段圧縮の理論値です。
  • 吸入温度30℃ の時の原単位を100%としています。
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コンプレッサー室内温度の適正管理

コンプレッサー室内の温度が高温になると、機器の不具合を誘発するだけでなく、コンプレッサーの性能(原単位)も悪化します。コンプレッサーの発熱量を確認の上、適正な使用環境となるよう計画をすることが必要です。一般的に空冷式の発熱量はモーター定格出力の90~100% 、水冷式の発熱量はモーター定格出力の約10% となります。特に空冷式は発熱量が大きいため注意が必要です。

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最適なドライヤの選定

圧縮空気の除湿に使うドライヤ(除湿機)には様々なタイプがあります。IHIではお客さまの必要風量、圧力、露点、コンプレッサー型式に応じて最適なドライヤを選定の上、ご提案しております。

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最適なドライヤの選定

  冷凍式 吸着式
非加熱再生式
(ヒートレス)
加熱再生式
内部ヒータ型 廃熱利用型
露点 10℃
(at.0.69MPaG)
-20~-80℃
(at.0.1013MPa(a))
パージエア 無し 15~20% 3% 無し
補助ヒータ 無し 無し 必要 必要
設置スペース
特徴 低価格、露点に限度あり
(大気圧露点-24℃程度が限度)
パージエア量が多い 前段に冷凍式ドライヤを
設置することで省エネに
圧縮機排熱を利用するが、
補助ヒータが必要な
ケースもある。
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