株式会社IHIアグリテック

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2012年 年頭にあたって

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年3月11日に発生しました東日本大震災、大津波、そして福島第一原発の放射能漏れ事故により犠牲となられた方々へのご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様やそのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。
日本経済の先行きは、震災後のサプライチェーンの立て直しや各種の政策効果を背景に持ち直す傾向にあるものの、電力供給の制限やいまだに続く原発事故の影響に加えて、欧州の政府債務危機を背景とした海外景気の下振れ、円高、タイの洪水もあり予断を許さない状況が続いています。
昨年は将来の生き残りを賭け「贅肉を削ぎ落とし筋肉質の会社へ」を目指した全員参加の改善活動をスタートした年でありました。開発・営業・調達・生産における既成概念を打破しお客さまにとって新たな価値を提供できるよう、今年はそのステップアップの年にしたいと考えています。一例を挙げますと農地土壌除染に関して弊社の農業機械を活用した最大限の支援です。
TPP交渉参加への対応に付きましては農家の方々の収益向上に直結する農業機械の開発および提供をより充実していく所存です。国内最先端を走るGPS技術を利用し効率的な施肥技術を実現した新商品のGPSナビキャスター、作業機を簡単に誘導し重複作業を無くすGPSナビライナーを商品群に加えました。海外市場に向けましては今まで以上に積極的な対応を行なって参ります。
この厳しい時代を乗り切るためには、全社員が危機感を共有し環境の変化に即応するスピード感をもった仕事のやり方に変えていく必要があります。IHIスターは『ものづくり』技術を中核とするエンジニアリング力によって、国内外の農業合理化ニーズに応じた商品をタイムリーに提供すべく、『シンプル・スピード・スピリット』に加えてそのシクミ構築を合言葉に全社員がベクトルを合わせまい進していきます。
新しい一年が、日本にとりまして再び歩みだす一年となりますよう、祈念申し上げ新年の挨拶とさせて頂きます。

(代表取締役社長 細倉雄二 平成24年元旦)

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