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緑化レポート

オオキンケイギク(大金鶏菊)の花

2008年8月 5日

先日、東京郊外の良く管理された芝生を見学に行ったときのことです。猛暑の下芝生の周囲にオオキンケイギク(大金鶏菊)が美しい大輪の花を付けていました。

オオキンケイギクの花
オオキンケイギクの花

カワラナデシコの花
カワラナデシコの花

オオキンケイギクは我が国に観賞用として導入されましたが、強健な性質が災いして、近年河川の土手や草原などを中心に急速に全国に広まっています。キバナコスモスの花に似ていますが、花色がキバナコスモスよりも明るいこと、葉の形状が異なることから、すぐに見分けがつくと思います。

このオオキンケイギクは、たいへん美しく地方によってはこの花の名所が存在するほどなのですが、2006年に外来生物法に基づき、特定外来生物として栽培、譲渡、販売、輸出入が原則禁止されました。特に河川流域に生息するカワラナデシコなど我が国固有の在来種への影響が心配されています。この植物は芝生周辺でもよく見かけますが、我が国独自の生態系を維持するためにも、決して栽培、移植などしないように気をつけてください。

ちなみに、オオキンケイギクを家庭の庭などで栽培しただけであっても、懲役または罰金が科せられるので、くれぐれもご注意願います。


オオキンケイギク(大金鶏菊)については、2008年7月1日発行の校庭緑化メールマガジンでもご紹介いたしました。
校庭緑化メールマガジンのバックナンバー「オオキンケイギクに気をつけろ!」はこちら

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