株式会社ＩＨＩインフラシステムは、「技術をもって社会の発展に貢献する」「人材こそが最大かつ唯一の財産である」というＩＨＩグループの経営理念のもと、優れた人材と豊富な経験に裏打ちされた高い技術力を結集し、安全で安心して暮らせる良質な社会インフラの提供に取り組んでまいりました。

2025年11月1日付で、IHIインフラシステムとＩＨＩインフラ建設は統合し、株式会社ＩＨＩのグループ会社として、より強固な事業体制の構築を目指します。これにより、社会インフラ分野における総合力を一層高め、ますます多様化・高度化する社会のニーズに的確に応えてまいります。

近年、豪雨水害など災害の激甚化により、橋梁や水門などの社会インフラには、防災機能の維持や災害時の早期復旧が強く求められるようになっており、国内外における橋梁・水門の製作・建設工事に加え、今後ますます重要性が高まる社会インフラの老朽化対策や維持管理問題についても、ＩＨＩインフラ建設との融合により、幅広い社会インフラの保全ニーズへの対応力を強化し、リソースの効果的な配分を推進してまいります。

今後は、橋梁事業、防災・水門事業の二本柱で、新設工事・保全工事の提案力を一層強化していく所存です。また、開発製品についても、改良や用途の拡大に積極的に取り組み、より多様な社会のニーズに応えてまいります。

また、世界の営業戦略地域では、各国のニーズと当社の技術的強み・経験をマッチさせながら、現地産業とのコラボレーションを推進し、グローバルな課題解決への貢献も続けております。

これからも、取組みのさらなる強化と事業の拡大を図り、社会的責任を果たしてまいります。

株式会社ＩＨＩインフラシステムは、コンプライアンスの遵守、働きやすい職場環境の整備、デジタル基盤の高度化に積極的に取り組み、役員・従業員が一丸となって地域や国際社会の発展に貢献し、ＩＨＩグループの目指す「自然と技術が調和する社会の創造」を実現してまいります。

代表取締役社長　井上 学