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My Job / My Story水門というインフラには、
地域に暮らす人の想いが
込められている。
水門というインフラには、
地域に暮らす人の想いが
込められている。

  • 設計
  • 防災・水門

Y.H.2020年入社

My Job / My Story 水門というインフラには、地域に暮らす人の想いが込められている。
My Job どんなシゴトをしていますか?

My Job

ダムや河川に設置される水門設備の構造・機械設計を担当しています。

水門とは、川や水路を流れる水量を適切にコントロールすることで下流に暮らす人々の安全を守り、かつ、農業・水道用水の確保などにも必須の地域社会に欠かせないインフラ設備です。私が担当する「構造・機械」の設計とは、水門の形や機械が動く仕組みを指します。具体的には、水門の骨組みや材質を踏まえた全体の構造設計、水門を動かす巻揚げ機・油圧機械など開閉装置の設計です。お客様からの「この場所にこんな性能の水門をつくりたい」という要望をスタート地点に、指定の条件を満たす構造、製作と架設のしやすさ、コストといった複数の視点をふまえて設計します。日本に同じ川が一つもないように、水門も一つひとつ違います。デスクワークにとどまらず、ときには工場や現地に足を運び、社内の知見を結集してチームで知恵を出し合い、課題を乗り越えています。

My Story

スケールの大きな構造物の設計に関わる仕事に、ロマンを感じた。

スケールの大きな構造物の設計に関わる仕事に、ロマンを感じた。

ダムという構造物を初めて意識したのは、子どもの頃だったと思います。地元では大規模ダム建設プロジェクトに関するニュースをよく見聞きしており、自然と「大きくて動く構造物」への憧れみたいなものが芽生えたのだと思います。しかしその頃から、将来はダムに関わる仕事がしたいと思っていたわけではありません。ただ、ものづくりが好きでした。最初は何もないところから、少しずつ形ができていく工程が好きで、プラモデルやダンボール工作に熱中していました。大学では機械工学科に進み、材料力学を専攻しました。そのときから将来を具体的にイメージしていたわけではないですが、何かを設計する仕事がしたいという気持ちは持っていました。材料力学は、ものづくりの土台になる学問です。卒業後にどんな道を選択するにしろ、役に立つ勉強ができると感じていました。

就職活動に入り、業界を問わず設計の仕事を模索していたところ、IHIインフラスクエアという会社を知り、ダムの水門設計という仕事があることを初めて知りました。さらに、国内有数の大規模インフラプロジェクトにも携わっている会社であることを知り、スケールの大きな構造物の設計に関われることに大きな魅力を感じました。また、昔から自分の中にあった「でっかくて、動くものを設計したい」という憧れのようなものも自覚し、入社を志望しました。

My Story

大型水門設備の引き渡し検査に立ち会い、インフラに関わる仕事の重要性を実感した。

大型水門設備の引き渡し検査に立ち会い、インフラに関わる仕事の重要性を実感した。

近年では日本でもゲリラ豪雨や線状降水帯などの気候変動が激しく、水門設備の重要性が増しています。また、2011年の東日本大震災をきっかけに、津波から町を守るための水門建設も増加しています。私も入社1年目に、東日本の沿岸地域に建設された大型水門設備の引き渡し検査に関わる機会があり、水門設計という仕事の重要性を認識した経験があります。

「関わった」といっても入社1年目ですから、設計を担当したわけではありません。そもそも、その水門は私が入社する数年前から着工されていました。数年の歳月をかけて、私の入社1年目の2020年にすべての水門が完成しました。私の担当は、最終の検査に必要な書類作成や打ち合わせ準備、お客様対応などの先輩の補助業務です。それでも、検査に立ち会うために現地に出張し、およそ1週間滞在しました。当時は冬で現地の事務所も寒く、暖房を入れなければ室温がマイナスになるほどの気温でした。窓の外には巨大な水門設備が見え、その周辺には震災復興の象徴として知られる風景も広がっていました。自然や町の風景の中に建つ巨大な水門を目の当たりにし、また、検査終了後のお客様からの感謝の言葉を耳にして、自分の仕事は人の暮らしを守るために存在していると感じました。インフラとはただの構造物ではなく、その背後にたくさんの地域の人の想いが込められていると、強く実感する経験になりました。

設計とは、現場を知り、人の力をつなぎ合わせてモノを形にする仕事。

設計とは、現場を知り、人の力をつなぎ合わせてモノを形にする仕事。

入社4年目から6年目にかけて担当したダム再生事業では、非常に難易度の高い設備の設計に挑みました。

工事対象となったのは、1980年代に完成して以来地域を洪水と渇水から守ってきたダムです。近年に発生した大規模な豪雨災害を契機に、洪水調整能力のさらなる強化が求められるようになり、新たに洪水吐設備の増設が決まりました。すごく簡単に言えば、ダムに水を貯めたまま巨大なコンクリートの壁にもう一つ穴を開けて新たに水門を増設するプロジェクトです。その中で私が担当したのは「浮体式仮締切」という設備の設計です。

ダムに水を溜めたまま壁に穴を開けるには、工事の間に水を堰き止める仮囲いが必要です。この仮囲いが「浮体式仮締切」という設備で、国内でも今回の工事が3例目というレアケースでした。社内にも実績がなく、そもそも可能かどうか徹底的な検証が必要でした。完成すれば高さ38m・重量約660tという大きさの構造物で、水密性能の確保のため全長にわたってミリ単位の精度が求められます。要求を満たすため、社内の製造部門や工事部門と密接に連携し、課題を一つひとつ洗い出し、条件・リスクを確認し合いました。また、IHIグループ内の造船をはじめとする浮体構造物に高い知見を持つ技術者にも協力を仰ぎました。まさに、グループを横断したチームとなって挑んだ仕事です。結果、トータルで3年ほどの年月をかけ、なんとか運用段階まで移行できました。現地での設置工事にも立ち会いましたが、緊張の連続でした。計算上は完璧なはずでも、もし水が漏れてきたら…という不安が浮かんでは消えていきます。無事に設置工事が完了したときは、その場にいた全員で喜び合いました。自分一人では、辿り着けなかったはずのゴールです。設計はデスクワークではなく、人の力をつなぎ合わせてモノを形にする仕事だと強く感じ、今でも思い出に残っています。

Next Interviewバングラデシュに橋を架ける。
大きなプロジェクトを
限られた日本人で協力して
完遂させた達成感は格別でした。
バングラデシュに橋を架ける。
大きなプロジェクトを
限られた日本人で
協力して完遂させた
達成感は格別でした。

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