PROJECT プロジェクト

PROJECT

プロジェクト

02
育成事業 クリーンエネルギー分野

カーボンソリューション

アンモニアプロジェクト

OUTLINE

IHIが「育成事業」に位置付ける「クリーンエネルギー分野」では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け多様なソリューションを提供しています。なかでも世界をリードしているのがアンモニアプロジェクト。IHIはアンモニアと化石燃料の混焼によるCO₂大幅削減やアンモニア100%燃焼によるCO2フリー発電などの世界初の技術を開発すると共に、製造から利用までのアンモニアバリューチェーン全体の構築にも取り組んでいます。

OUTLINE

MEMBER

  • 須田 俊之

    資源・エネルギー・環境事業領域

    事業開発部
    ビジネス創成グループ

    須田 俊之

    SUDA TOSHIYUKI

  • 加藤 壮一郎

    本社部門

    経営企画部

    加藤 壮一郎

    KATO SOICHIRO

  • 土川 純平

    IHIプラント

    営業統括部
    第三営業部

    土川 純平

    TSUCHIKAWA JUNPEI

アンモニアで、カーボンソリューションを牽引する。

アンモニアで、

カーボンソリューションを

牽引する。

プロジェクトの成り立ちと

それぞれの関わり

  • 須 田

    CO₂の削減に向け、IHI研究所でアンモニアの燃焼実験をスタートしたのが2013年ごろ。当時は燃焼時にNOx(窒素酸化物)が出る懸念があったため、ここまで注目を集めるプロジェクトになるとは思ってもみませんでした。
    この3年ほどでNOxをある程度制御できることがわかり、アンモニアの比率を60%まで高める技術を開発。私がリーダーとなってアンモニアの生産から活用までのバリューチェーン全体を見通した事業を立ち上げるチームが、2020年11月に誕生しました。

  • 加 藤

    IHI研究所で最初にアンモニア燃焼の研究を始めたのが私です。現在技術開発本部にいる技監(当時の上司)と私の大学時代の恩師とで始めました。私自身、半信半疑で取り組みをはじめたのですが、当初は火もつかず、アンモニアの匂いだけが実験室に充満する状態でした(笑)。
    現在は経営企画部に所属していますが、アンモニアプロジェクトでは技術の観点での検討を主に担当しています。技術開発の最初のメンバーとしてはアンモニアの燃焼技術や製品に徹底的にこだわりたいところですが、アンモニアだけでなく「CO₂排出量削減のために最適な解決策は何か?」「その解決策を実現していく中で、IHIは何に役立てるのか?」といった観点でも検討するようにしています。

  • 土 川

    私はこれまで、営業として火力発電用ボイラや石油化学プラントといった化石燃料主体のビジネスに取り組んできました。その一方で早稲田大学大学院にも在学し、アンモニアビジネスをテーマに修士論文を書こうと上司に相談したことがきっかけで、プロジェクトに参画することになりました。
    プロジェクトではパートナー戦略の立案や取り組みを社外に発信するためのマーケティング戦略などを担当しています。

難しいミッションだからこそ、チャレンジする価値がある。

難しいミッションだからこそ、

チャレンジする価値がある。

脱CO₂にかける意気込み

  • 須 田

    石炭の燃焼研究を通じて途上国の発展に貢献してきたという自負はありますが、2019年の台風で私が住んでいる近くの多摩川があふれそうになり、避難を考えたことがきっかけで温暖化が進んでいることを改めて実感しました。脱CO₂は簡単ではありませんが、それを目標にしないと近づけないことですし、技術を磨いて理想に近づけていくのが私たちIHIの使命だと思っています。

  • 加 藤

    難しいミッションだからこそ、知恵を絞り、時間をかけて取り組む価値がありますよね。このプロジェクトには異なる経験を重ねた一家言を持つ“濃い”メンバーが揃っているので、違ったモノの捉えかたに基づく意見が出てきます。それがおもしろいところですし、本当に社会が求める解決策の発見につなげられるチームだと考えています。

  • 土 川

    水素・アンモニアの社会実装にはもう少し時間がかかると思っていましたが、菅首相の2050年カーボンニュートラル宣言以降、お客さまのマインドを含め脱CO₂へ向けた流れが一気に加速したと感じています。アンモニアだけが脱CO₂の解決策ではありませんが、アンモニアビジネスは今後、IHIの収益を支える事業になりえると考えています。

社会に貢献できることを探索し、具体的な課題を抽出する。

社会に貢献できることを探索し、

具体的な課題を抽出する。

プロジェクトの経験を

どのように活かすのか

  • 土 川

    プロジェクトに参加したことで、これまで接したことのないIHIメンバーと話す機会が飛躍的に増えました。IHIにはこんなにおもしろいことを考えている人材がいるのだと、改めて感じました。自分とは異なる発想に触れ、良い刺激をもらっています。この経験を踏まえ、さまざまな新規ビジネス(水素、CCUS、エネルギーマネジメント、メタネーションなど)の立ち上げにも貢献していきたいです。

  • 須 田

    なかなか言うことを聞かない個性的なメンバーを束ねるのは楽ではありませんが(笑)強い想いを持つ人が多いため、刺激をもらえますよね。
    自分の強みはエネルギーに関わる技術を広く見られるところだと思っているので、さまざまな技術や取り組みを相互につなげ、IHIの強みとしてビジネスにつなげていきたいと考えています。

  • 加 藤

    IHIが貢献できることを探索して具体的な課題を抽出していくプロセスは、エネルギー問題だけでなく他の課題でも有効だと考えています。IHIで私が取り組むべき社会課題は山のようにあるので、その解決にこの経験を役立てていきたいです。

自分で市場を創っていけるのが、IHIの大きな魅力。

自分で市場を創っていけるのが、

IHIの大きな魅力。

IHIに興味を抱く学生に

メッセージ

  • 土 川

    IHIは、手を挙げれば何でもやらせてくれる会社です。IHIグループには約3万人の従業員がいて、自分が分からないことも、聞けば大体のことは教えてもらえます。自分の想いをビジネスを通じて実現できるのが、IHIの最大の魅力です。柔軟な発想と突破力のある若手と仕事ができるのを楽しみにしています。

  • 加 藤

    エネルギーは文明生活を送るために絶対に必要なもので、一瞬でも欠けると大きな支障をきたします。そんな重要な分野で、これまで誰も成し遂げたことがないアンモニアを使ったCO₂排出量ゼロのエネルギーソリューションを創り上げるという挑戦はドキドキすると思いませんか?
    易きに流れず、自分を律しながら新しいものを創りたいと強く思う学生に、ぜひ仲間に加わってもらいたいです。

  • 須 田

    自分で市場を創っていけるのが、IHIの魅力です。やっている間は不安ですし失敗もありますが、成功した時の達成感は他の仕事では味わえないところです。
    アンモニアプロジェクトがここまでの規模になるとは当初は想像もしていませんでしたが、ただ待っていたわけではなく、取り組みを発信し、啓発を続けてきた結果だと思っています。社会的にインパクトのある仕事がしたい方にとって、IHIは最高の会社だと思いますよ!