エネルギー・プラントセクター
プロセスプラント事業部 プラントプロジェクト部
プロジェクト契約・海外管理グループ
2008年入社
経済学部 卒
父がエンジニアリング関係の会社に勤めていた影響もあってか、就職では重工業やエンジニアリング、鉄鋼、素材などスケールの大きいものづくりを行っているメーカーを志望しました。どちらかというと男っぽいイメージのある業界ばかりですが、とくに気にはなりませんでした。技術力勝負のようなところがあり、むしろロマンを感じましたね。IHIには大学のサークルの先輩がいて話を聞く機会があり、事務系は採用人数が技術系に比べると少ないため1人に任される業務の範囲が広く、若手でもできる仕事の幅が広くやり甲斐もありそうだと感じたのが入社の決め手になりました。
入社して最初に担当したのは、プラントの国内営業です。電力会社様やガス会社様のLNGタンクを主に、油タンクなども含めた補修やメンテナンスの営業活動に携わりました。油タンクは、法的な定めもあって定期的に点検・メンテナンスが行われますが、その他にもIHIが推奨するメンテナンスをお客さまに提案し、実施に向けて各種の調整を行うことが主な役割でした。メンテナンスといっても、1つの案件で年をまたぐ工事もありますし、金額も億のオーダーのものもあります。実際に営業の仕事を始めて知ったのは、お客さまとの折衝はもちろんですが、プロジェクト全体の方向性と進め方のストーリーを描き、社内の関係者を巻き込んでいくことの大切さ。機械、電気、配管、土木などのプロフェッショナルであり大先輩ばかりの技術者たちに、自分の考えを理解してもらい描いた筋立てで動いてもらうのは簡単ではありませんが、それをうまく進めることに営業の一番の醍醐味があるのを知りました。とはいえ入社1〜3年目頃のこと。知識も経験も足りなくて思うように行かないことの方が多く、事務職・技術職の垣根なく若手を育てようとするIHIの風土に助けられたのが実際のところです。
国内営業を続ける中で気づいたことがもう1つありました。それは、自分ならではの専門性を身につけること。豊富な知識と多様な経験を持つベテラン営業担当の話にはやはり説得力がありますが、その域に達するには相当な時間がかかります。それなら人と違った専門性を身につけて自分の強みにしようと考え、注目したのが「契約」でした。これに気づくきっかけはエネルギー・プラントセクター内で行っていた海外留学の公募を見たことで、内容は香港の大学に留学して契約関係の専門知識を身につけてくるというものでした。上司に相談したところ「チャレンジしてみたらいい」と後押しされ、選考も無事通り、2011年9月から1年間、香港へ行って新たな知識を得てきました。
「ポジティブアクション」とは、女性に対しての積極的改善措置(女性の活躍や格差解消)のことで、個々の企業が行う自主的かつ積極的な取り組みです。IHIは、「ポジティブ・アクション情報ポータルサイト」を通じて女性活躍推進支援のために積極的にPRしていきます。