RECRUIT

Special

若い人財のポテンシャル開花に期待。

代表取締役社長 村角 敬

グループ一丸となって社会課題解決を推進

当社は1919(大正8年)、日本初の舶用ディーゼルエンジンを開発して以来、我が国の原動機業界の旗艦的存在として企業活動を推進。陸上向け/船舶向け内燃機関製造事業を両輪としたビジネスを展開して参りました。おかげさまで、機能性や生産性、経済性の向上等を追求してきた当社の製品は、お客さまの高いご評価を頂戴しております。
一方、環境問題解決に向けた積極的な取り組みも、内燃機関製造メーカーとして取り組むべき重大な使命となっています。喫緊の社会的解決課題である温暖化に伴う気候変動や、異常気象等の要因となる温室効果ガス(GHG:GreenHouse Gas)の削減など、持続可能社会の実現にむけて、製品そのものや製造プロセス全般にわたる脱炭素化や省エネ施策は、当社はもとよりIHIグループが一丸体制で取り組む最重要経営課題です。温室効果ガス排出ゼロを達成する『2050年カーボンニュートラル宣言』に基づく活動では、その目標に向かう過渡的な施策として、2030年に温室効果ガスを対2013年度比46%以上削減する『2030年目標』への活動を推進。目下、グループ各社の強みを持ち寄りスクラムを強化しながら、スピード感溢れる技術開発を進めています。



ものづくりのバリューチェーン全体を鳥瞰

当社は、バイオ燃料やアンモニアなど、炭素排出削減や持続可能社会の実現に向けた新燃料への対応、舶用電気推進システムの開発などを進めています。例えば、アンモニア燃料の燃焼技術に関してはIHIの技術開発本部が十年以上にわたって研究開発に取り組んでおり、その成果を当社も含むグループ各社が製品やサービスとして具体化する過程にあります。 特にアンモニアはIHIグループとしてアンモニアバリューチェーンビジネスを展開し、燃料の製造から輸送~貯蔵、使用に至るバリューチェーンの構築を推進。さらに当社はその使用分野において、アンモニア燃料を使用する世界初となる最新鋭の中型舶用エンジンの開発を日本政府の開発プロジェクトの一環として進めています。 このように、今後世界で必要となるカーボンニュートラル燃料を上流から下流まで貫く全プロセスにわたるバリューチェーンでカバーしていく点が、「総合重工業」と称されるIHIグループの強みと考えています。この強固なR&D体制の成果は、アンモニアを大型の石炭焚き発電ボイラーで混焼する実証試験や世界トップの天然ガス貯蔵設備技術をベースとするアンモニアのハンドリング技術確立などを例に、着々と進行しています。当社は『国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)』の公募採択による『アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発』コンソーシアムにも参画。2024年には、アンモニアエンジンを搭載したタグボートの運用実証試験を開始致します。

変化を恐れず、挑戦し続けるマインドに期待

社会や産業構造が大転換を迎えるこの時代だからこそ、その変化をチャンスとしてとらえる、ポジティブなマインドが必要です。これからの時代を牽引するには、従来の手法や常識をゼロベースで見直し、大胆な変革に挑戦する姿勢が大切です。現下のキーワードとなっている"DX"も、従来業務をただデジタル化するだけでは意味がありません。業務プロセスやフローそのものを見直し、根底からリエンジニアリングを図るビジョンと行動力こそがポイントであり、ICTはそのための道具でしかないのです。 皆さんには、変化を先取りした挑戦や変革を「楽しむ」マインドを大切にしていただきたい、と思います。10~20年先の社会の変化を想像しながら、そこからバックキャストして、そこへ行くには「今何をすべきか」を見つめる視点を持っていただきたいのです。 当社には、若い人財が自己の向かうべき将来のベクトルを見出す環境と、その実現を支援する自由闊達な文化があります。この会社を舞台に皆さんの夢や可能性を、大きく花開かせてください。私たちは、次代に向かう企業の新たな化学変化を促す存在として、古い価値観や常識にとらわれることなく、大胆な発想で果敢な挑戦に取り組む若いエネルギーに、限りない支援を贈りたいと思います。