分離機 / 脱水機

SEPARATOR / DEHYDRATOR

分離機 ∕ 脱水機

ギナ連続遠心分離機

脱水能力に優れた遠心分離機

竪型遠心分離機のギナ形連続遠心分離機は、機械上部からスラリーを供給。スラリー中の液体は遠心力を受けて高速回転するスクリーンのスリットを通過し、外側へ分離されます。一方固体粒子はスクリーンの内側に残り、回転体内部のスクレーパーにより、機械の下方へ排出されます。竪型で、無理のない合理的構造となっており、バランスがとれた回転体で振動が少なく、据付スペースは小さくてすみます。

特長

  • 連続自動運転が可能
  • 分離固体の洗浄が可能
  • 低振動・コンパクト設計
  • メンテナンスが簡単
  • すぐれた脱水能力
  • 母液・洗浄液の分離回収が可能
  • 完全密閉対応

原理

構造

ギナ連続遠心分離機には、円筒形フレームの上に原液入口と分離液出口とを備えた円錐形カバー(上部ケーシング・下部ケーシング)を取り付けています。
ケーシング内に、回転する円錐形のバスケットがあり、バスケットの内側には多数の細孔(スリット)をもったスクリーンがセットされています。さらに、円錐形ロータにらせん状の羽根をつけたスクレーパが、スクリーンの内側を、バスケットと同心で回転します。スクリーンとスクレーパとは適当な隙間を保ちながら、一定の相対速度をもって同方向に回転します。この相対速度は変速機によって得られます。
以上の駆動はフレームと一体に設けたモータ台上のモータによって、Vベルトを経て行われます。
原液入口から送入されたスラリは、円錐形のスクリーンの内側に薄層となって分散し、固体粒子はスクレーパの回転によってかき取られ、下方に移行しながら脱水されて、フレーム内部に排出し、分離液は遠心力によってスクリーンの細孔(スリット)を通過し、分離液出口から排出されます。また、分離固体の洗浄を必要とする場合は、洗浄液入口から洗浄液を供給します。

構造

原理

主な用途