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橋の寿命を延ばす〜国内事例〜

海を越えての人々の往来、物流などを支える社会インフラの「吊り橋」。今、国内外に、建設から30年以上が経過し、老朽化で耐力が落ち、これから数年で寿命を迎える橋が増えています。IHIは、橋梁部門で培った長年の技術と知見を活かし、それらの橋を補修・補強して、長寿命化に取り組んでいます。

その1つ。
国内最初の長大吊り橋であり、北九州工業地帯の経済、人々の暮らしを支えてきた「若戸大橋」は、完成から55年が経ち、老朽化の問題を抱えていました。

若戸大橋 若戸大橋

この橋には、道床の連結部分に「ゴム伸縮装置」が設置されていました。これは橋の動きを吸収する部材ですが、損傷頻度が高く、損傷による水漏れが、道床や道路面のアスファルトを劣化させる原因になっていました。そして、その損傷は、路面に段差を生み、車両通行時の騒音や振動を引き起こし、近隣住民の環境問題にもつながっていきます。

道床の連結部分に設置された「ゴム伸縮装置」 道床の連結部分に設置された「ゴム伸縮装置」

そこで、IHIは道床の切れ目を連結板でつなぎ、つなぎ目のないノージョイント化で、維持管理がしやすい橋につくり変えました。
その結果、道路の平たん性が向上、通行車両の走行性の改善や騒音の低減につながり、耐久性の向上と長寿命化を実現しました。

これらの補修・補強技術は、老朽化している多くの橋にも有効活用できます。
IHIは今日も、社会インフラの長寿命化のために動いています。

※もっと詳しく知りたい方は、こちらから
【既設吊橋の長寿命化への取り組み】

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