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橋の寿命を延ばす〜海外事例〜

交通量の多い橋を補修・補強して、長寿命化を実現するためには、工期を短縮して、工事期間中の交通規制を最短・最小限にすることも重要です。

その1つ。
トルコのイスタンブールにある「第一ボスポラス橋」。主である太いケーブル(主ケーブル)から橋桁(道路部分)を吊っている細いハンガーケーブルの劣化が問題になっており、その取り替えが行われました。この橋は世界でも数少ない「斜めハンガー形式」の吊り橋で、そのまま取り替えるには42ヶ月の工期が必要でした。そこで、IHIはハンガーケーブルをまっすぐ掛ける「鉛直ハンガー形式」に変更する世界初の工事に挑み、20ヶ月での工事完了を実現しました。

「第一ボスポラス橋(トルコ)ハンガーケーブルの補強工事 「第一ボスポラス橋(トルコ)ハンガーケーブルの補強工事

また、私たちは、吊り橋の生命線である、交換することができない主ケーブルの腐食対策にも取り組んでいます。

その1つ。
アフリカのコンゴ中央州に位置する「マタディ橋」は完成から34年が経過し、主ケーブル内部の腐食が懸念されていました。

マタディ橋 マタディ橋

IHIは、「送気乾燥システム」を導入。このシステムで乾燥した空気をケーブル内に送り込み、腐食の原因となる湿度を下げます。毎日、その結果をモニタリングして、運転調整を行うことで、腐食を防ぎます。この技術は、吊り橋の長寿命化に欠かせない技術として、今後、需要が高まることが予想されます。

そのまま放置すれば、数年以内に寿命を迎える橋も、適切に補修・補強することで数十年も寿命を伸ばすことができます。

社会インフラである橋を、これからも安心して使い続けられるように、IHIは今日も、世界のあちらこちらで動いています。

※もっと詳しく知りたい方は、こちらから
【既設吊橋の長寿命化への取り組み】

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