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技術職

藤弥 晃世

生産センターRE製造組立部
組立グループ
2021年入社
工学部電気工学科卒

MY
VISION 一人ひとりの未来

工場から生まれたエンジンを
ベストな状態にして送り出す。

製品スケールや迫力に感動

エンジンへの興味から、最初は自動車業界を目指していました。しかし、船や非常用発電設備などにも、より大型のエンジンが活用されていることを知り、IHI原動機の工場見学に参加しました。実際の製造現場で、ものづくりのダイナミズムを目の当たりにして、入社したいという思いが一気に拡大しました。入社以来、現在の組立グループで運転検査業務を担っています。ここでは 工場で生産されたエンジンや推進装置を、船級ごとに決められたルールにしたがって試験していきます。製品に問題や不具合が無いかを確認し、ベストな状態にチューニングするのです。また、実際に造船現場に出かけて、生産したエンジンや推進装置が、船に搭載されるところまで携わることができるのもこの仕事の魅力です。直接エンジンを見ながら仕事を進めることで、知識向上も加速され、それがやりがいにもなっています。

仕事の責任と使命を再認識して

エンジンを試験する中で、万一問題が発生した場合には、温度や圧力などの情報に着目します。そして考え得る要素の中から、その挙動の直接的な原因となったものを探っていく必要があります。例えば、シリンダー出口の排気温度が一つだけ低い場合にも、燃料噴射弁の異常や燃料噴射ポンプの異常、燃料高圧管の異常、温度センサーの異常などさまざまな要因が考えられます。限られた検査時間の中でエンジンの挙動を観察し、多くの要素の中から正確な原因追及と最適な対策を考えることが、この仕事の難しさであり、醍醐味でもあります。自分たちの工場で製造・試験してきたエンジンを、造船所で船に搭載するのを目の当たりした時の達成感はひとしおです。産業界や人の暮らしに対する貢献度を、改めて実感します。船舶の推力を生みだすエンジンは、万一トラブルがあれば人命にも関わる一大事です。そんな重大な責任を負う仕事であることを意識して、日々の仕事に取り組んでいます。

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憧れのエンジンづくりに挑戦したかった。

豊富な現場経験が力になっていく

限られた時間の中で複数の要因を想定し、障害の原因となっているひとつに絞り込んでいく仕事は、容易なものではありません。先輩や現場の作業員の人たち方と相談しながら、考えられる要素をひとつ一つつぶしていく作業を通じて、ようやく解決策が見つけられるといったことも少なくありません。また、些細に思える事象でも、実際には想像以上に重大な問題である可能性もあります。なかなか原因が思い当たらない時や、理解できない挙動があった時にはまず自分の力で考えてから先輩や上司に質問するように心掛けています。先輩たちを見ていると、その対応力の高さに驚かされることも度々…。この仕事に大切なのは、現場での実戦力であり、資料や画面だけでは分からないことも、生の経験を得る中で自分自身のものとして血肉化されていくのだと実感します。当面の目標は、幅広い知識をつけて、問題解決力を向上させることです。また最近では、海外のお客様が工場を訪れて試験を見学することも多くなっていますので、英語力を身に着けたいと思っています。

休日の過ごし方

休日の過ごし方

バイクのカスタムに凝っており、型式の違うバイクの部品を加工して取り付けオリジナリティを演出しています。また最近結婚し、近々引っ越すので、家具選びに夢中。モノトーンでシンプルな「モダン」と呼ばれる家具をあちこち見て歩いています。