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2005年社長年頭挨拶

 当社 社長 伊藤源嗣の年頭挨拶を、仕事始めの1月5日朝、各部門に配布された約350本の社内ビデオで、海外勤務者を含む従業員向けに放映しました。挨拶の内容は以下の通りです。

 明けましておめでとうございます。
 世界経済に最も影響が大きい米国経済ですが、ブッシュ大統領の再選により、政策の継続性が確保されたため、好景気が持続される見通しになってきました。懸念されるのはドル安(円高)傾向です。
 一方、中国経済は引続き好調で、わが国の輸出にも良い影響が出てくると期待しています。
 わが国経済は、円高傾向、鉄鋼をはじめとする原材料、資材・機材の値上がり、公共投資の削減等により、いわば踊り場に来ており、再び不況に逆戻りし兼ねないという難しい状況がこれからも続くものと見ています。

1. 今年度の受注は好調、収益性も改善
 このような環境下、当社は平成15年度の大幅な業績悪化を受けて、「経営方針2004」を昨年7月に公布し、平成16年度、17年度の2年間を経営再建期間と位置付け、収益性の改善を最優先に、平成18年度以降の成長と収益確保を確実なものとするための経営施策の実行にグループの総力を結集して取り組んでいます。
 昨年初めから実施している受注案件の多面的な審査を強化するなかで、幸い平成16年度の受注は順調に推移しています。また、その審査が効果を発揮し、それら新規受注案件については採算性の向上、リスクの回避、後掛かりの防止等を確実に見込める状況になっています。 
 収益性の面でも、平成15年度に、平成16年度・17年度に見込まれた赤字要因を先取り処理したため、平成16年度は改善される見通しです。

2. 高度な事業構造へ体質転換をする
 2003年12月に策定したコーポレートスローガン“Explore the Engineering Edge(技術の最先端を探求する)”の理念に基づき、昨年末、当社の5年後、10年後の事業構成のビジョンを打ち出しました。成長戦略に基づく将来の中核事業を、産業・社会基盤の整備に貢献する①エネルギー・環境、②ロジスティックス、③輸送・原動機、④セキュリティーの4領域として、これらの分野で競争力を確保してきます。
 当社は単なるものづくりではなく、ソフトウェア、システム志向で高度な事業構造へ体質を転換させ、「キーハードの開発製造技術を持った総合エンジニアリング会社」を目指し、グローバルな事業展開を図っていきます。

3. 全社意識改革運動を推進し、より活発に議論できる企業風土を築く
 「経営方針2004」の成果をより確実に、また早期にあげることを目的として、「全社意識改革運動」に昨年8月から全社員参加で取り組んでいます。この活動は、職場の問題点や効率的な仕事の進め方などについてフランクに話し合うことが出来る、透明性の高い企業風土を築いていこうというものです。
 活発に議論ができ、明るい職場の雰囲気を実現することで、先に挙げた「経営方針2004」の目指す収益性の改善を確実かつ早期に実現できるよう、全社一丸となって取り組んでいきましょう。

 最後に、皆さんとご家族の健康な生活を祈念して新年のご挨拶とします。




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