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プレスリリース
資源・エネルギー・環境

豪州鉱山会社から大型ガスタービン発電設備を受注 ~鉄鉱石の需要増加に伴う発電需要に対応~

 石川島播磨重工(IHI)はこのほど、オーストラリアの鉄鉱山会社のハマスレイアイアン社(Hamersley Iron Pty Ltd.本社:西オーストラリア州パース)から大型ガスタービン発電設備(発電出力3万6,000kW)を受注しました。

 本ガスタービン発電設備は、ハマスレイアイアン社が西オーストラリア州ピルバラ地区に所有する鉄鉱山の採掘作業の電力向けに使用されます。近年、中国をはじめとする世界的な鉄鋼材の需要増から、同社の鉄鉱石の輸出も増加しています。今回の発電設備の導入は、同社の採掘量の増加に伴う電力需要増に対応するものです。IHIは、IHIのオーストラリア現地法人IEA(IHI Engineering Australia Pty Ltd.)と共同で、土木建築を含む設計、調達、建設までを請け負うEPCコントラクターとして全ての工事を担当します。建設工事は、2005年4月に着工し、完成は2005年10月末の予定です。

 本発電設備の中心機器となるガスタービンは、IHIのガスタービンのラインアップの中で最大の出力を誇る「LM6000」(*)航空機転用型ガスタービンであり、軽量という特徴から暖気や冷却運転が不要のため瞬時起動および瞬時停止のDSS(Daily Start Stop)運転が可能であり、電力の需要に応じて効率よく稼動することができます。また、天然ガス、灯油、軽油など多くの燃料に対応することができる特徴をもっています。

 今回の受注により、IHIの国内外における「LM6000」の累計受注実績は35基となり、海外での受注は24基目となりました。
IHIは、今後とも電力の需要が増加しているオーストラリアの資源会社などを中心にガスタービン発電設備の営業活動を積極的に展開していく方針です。

*「LM6000」ガスタービン発電設備・・・B747などの大型旅客機に搭載されているGE社のジェットエンジン「CF6-80C2」を発電用に転用した4万kW級の高効率ガスタービン。




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