横浜国立大学と『産学連携に関する包括協定書』を締結
石川島播磨重工(IHI)と国立大学法人横浜国立大学は,平成16年4月1日付けで,『産学連携に関する包括協定書』を締結する事に合意し,本日,浜中順一副社長と飯田嘉宏学長により調印を行いました。
両者は,近隣のメリットを生かし,それぞれの有する人的・物的資源と知的財産を有効に活用して、学術振興及び産業発展を図り、社会に貢献することを目的とし、次に掲げる項目について連携を行なっていくことを締約しました。
(1)教育・訓練
(2)研究・開発
(3)社会貢献
(4)連携領域等調査
(5)助言・協力
(6)締約者が合意するその他の項目
IHIは芝浦工業大学,横浜市立大学に次ぐ3番目の包括協定となりますが,いずれも近接の地域連携による人的交流に重きを置いています。
一方,横浜国立大学は,初めての産学連携に関する包括契約となります。4月1日から産学連携部門,知的財産部門およびプロジェクト研究推進部門とからなる,産学連携推進本部が発足し,産学連携課が企業に対する窓口となります。
横浜国立大学はIHIが必要とする工学部門に強く,両者は,従来から,研究委託,卒業生,OBなどで個々の繋がりは多かったが,今回の協定で,この繋がりを組織として強化していきます。また,全学との包括協定であることから,今後は経営学部など社会科学部門との連携も進めていきます。
さらに,横浜市立大学に関しては,すでに両者とも協定があり,今後は3者で協力して地域貢献を図ることも検討していきます。