セキュリティ対策製品:鍵管理装置を開発、販売開始~重要物保管用鍵の収納・取り出し履歴管理を実現~
IHIの関係会社であるIHIエスキューブ(本社:東京都中央区、社長:大木 隆平、以下「IS3」)は、このほどセキュリティ対策製品としてICタグカードをかざすことで取り出したい鍵を自動的に収納・取り出すことが出来る「ICタグ活用鍵管理装置」を開発、販売を開始します。
本装置は、製薬会社の薬品保管庫用の鍵や、大学などの研究機関や銀行の重要書類保管室用の鍵など、厳重に保管しなければならない鍵について、誰がどの鍵をいつ取り出し、収納したかの履歴管理が出来ます。鍵を取り出すにはICタグカードが必要で、特定の人以外は操作が不能となります。鍵を取り出す時は、ICタグカードをかざし、鍵管理装置のモニタ画面で必要な鍵を選択するだけで、自動的に鍵が装置から出てくる仕組みです。収納時も自動的に空の場所に保管されます。鍵を収納した「ICタグ活用鍵管理装置」は、ブラインド化されており、外部からは収納状態がわからないために高いセキュリティ性を確保出来ます。また、パソコンと接続することで登録業務を設定出来るほか、3ヶ月分の操作履歴をダウンロードでき、キーナンバー、部屋名称、貸し出し日時、貸し出し者、返却日時、返却者といった詳細な履歴を常時記録することが出来ます。
本製品の主な特徴は以下のとおりです。
1.高セキュリティを確保
鍵の取出し時、収納時にも収納状態が全く見えないことから、高いセキュリティ性が確保される。
2.鍵の収納・取出しの履歴記録を簡単に管理
鍵にICタグを搭載し、「誰が」「どの鍵を」「いつ」取出し、返却したかを自動的に記録できる。
3.コンパクト設計
鍵管理装置には、30個の鍵が収納可能。壁掛けまたは埋め込みに対応しており、屋内防雨構造。幅44×高さ55×奥行き15センチとコンパクト設計。
本製品は、すでに国内金融機関、製薬メーカー、研究機関から多くの問い合わせ、引合いがあり、世界中でセキュリティ対策製品として採用されることを期待しています。本装置は7月4日(水)~6日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「オフィスセキュリティエキスポ」に出展しております。
IS3は、年間100台、1億円を販売目標として営業活動を展開していきます。IHIグループは、トータルソリューション事業を積極的に展開していきます。