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プレスリリース
産業システム・汎用機械

世界初のオゾン水による新型内視鏡殺菌機で薬事認可取得、販売開始 ~業界初、消毒液の濃度制御・管理と履歴管理システム導入~

 IHIの子会社である株式会社IHIシバウラ(以下ISM)は、業界唯一のオゾン水を用いた画期的な内視鏡殺菌機を開発し、厚生労働省の薬事認可を取得しました。

 このたびISMが開発したのは、消毒液であるオゾン水の濃度制御・管理を可能にした、安定性の高い殺菌能力を有する「OED-1000」で、内視鏡殺菌機として薬事認可を取得。このたび、医科器械・介護用品の製作ならびに販売その他を行う新鋭工業株式会社※を通じ販売を開始しました。

「OED-1000」は、オゾン水を使用することで高い殺菌力に加え、残留毒性がなく低ランニングコストを実現した内視鏡殺菌機です。従来の薬剤による殺菌は、薬剤が高価であるのに加え、刺激性や残留毒性が高いため、殺菌後の内視鏡の洗浄や排水処理などが必要で、コスト高でした。それらの問題を解消するのが「OED-1000」です。
本機は、業界初のリアルタイムでの確実な消毒液(オゾン水)の濃度制御・管理と履歴管理システムを搭載した、他の内視鏡殺菌機にはない機能を持つ最先端の殺菌機です。殺菌後、オゾン水中のオゾンは分解するため排水は中性水となりそのまま下水に流すことが可能。使用者にも環境にも優しい安心設計の信頼性の高い装置です。

 内視鏡検査は病院のみならず医院へと拡大しており、内視鏡殺菌機の需要もさらに増加が見込まれることから、ISMでは、今後、国内外で年間1000台の販売を目標に、さらなる営業活動を展開していきます。

 「OED-1000」の主な特長は以下の通りです。

1.業界唯一のオゾンによる殺菌:
処理ごとに新鮮なオゾン水を使用するので、清潔で安定した高い殺菌効果を実現。
薬物を使用しないので残留毒性がなく、作業者、患者、内視鏡、そして環境に優しい殺菌機。殺菌後の排水は中性のため、排水処理せずにそのまま流すことができる。
オゾン水は電気と酸素、水から作るため、消毒剤が不要で低ランニングコストを実現。
2.業界初の消毒液濃度制御と履歴管理システム:
オゾン水濃度計を搭載し、処理中のオゾン水を直接管理。
殺菌中はリアルタイムで濃度測定を継続し、エビデンスを残し随時フィードバックをかける。 
3.安心機能の充実:
センサーによるオゾン漏れ監視やオゾン分解システムにより、環境、作業者に対する安全性を確保。
機械内部を分離した洗浄排水による逆汚染防止システムを搭載。 
4.コンパクト設計:
幅50cm、奥行き55cmのコンパクトな設計。排水はそのままシンクに流せるので、特別な工事が不要で、どこにでも簡単に設置可能。 


<主な仕様>
本体サイズ:W500×D550×H1020 cm、60kg
処理時間:14分/回
本体標準価格:188万円(税抜き)

 

株式会社IHIシバウラ(ISM)
本社 長野県松本市石芝1-1-1
代表取締役社長 西村隆志
事業内容 エンジン、トラクタ、芝草・芝生管理機器、防災機器・浄水機器、殺菌・脱臭機器、素形材、電子制御装置の開発・製造・販売
売上高 309億円(2008年度)
HP http://www.ihi-shibaura.com/ozone/
 ※ 新鋭工業株式会社
本社 埼玉県上尾市平方領領家308-2
代表取締役社長 宇賀神 茂(うがじん しげる)氏
事業内容 医科器械・介護用品の製作並びに販売、医薬品の販売、医療用ガス配管設備施工
お客様お問合せ先 新鋭工業本社(TEL.048-725-1786)または各支店 

世界初のオゾン水による新型内視鏡殺菌機で薬事認可取得、販売開始 ~業界初、消毒液の濃度制御・管理と履歴管理システム導入~
内視鏡殺菌機「OED-1000」

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