米国最大級のＬＮＧ受入ターミナルの完成
ＩＨＩは、このたび、米国センプラ・ＬＮＧ社向けＬＮＧ（液化天然ガス）の受入ターミナル建設工事を米大手エンジニアリング会社※１アーカー・ソリューション社（Aker Solutions以下ＡＳ社）と共同で完成し、引渡しました。
今回、完成したＬＮＧ受入ターミナルは米国ルイジアナ州ハックベリー近郊に建設されたもので、米国内で最大級となる１６万キロリットルのＬＮＧタンクを３基有し、最大１５億立方フィート／日の天然ガス（年間ＬＮＧ受入量：７００万トン～１２００万トン）を米国国内に供給します。
米国では、近年ＬＮＧの需要が高まっており、いくつかの新規ＬＮＧ受入ターミナルの建設が多数計画されており、ＩＨＩはＬＮＧ受入ターミナルおよびＬＮＧタンクの案件にＡＳ社と共同で取り組む業務提携締結後、初の共同完成工事となります。当該工事を皮切りに、２００８年に受注したＧＵＬＦ ＬＮＧ受入ターミナルに続き、両社で更なる北米シェア拡大を図っていきます。
ＩＨＩは、日本国内では多数のＬＮＧ受入ターミナルの建設実績を有しており、海外でも２０００年以降、インド、メキシコ、台湾、中国などのＬＮＧ受入ターミナルを受注しています。今後、これまでの実績を足掛かりに、需要が拡大する海外向けＬＮＧ受入ターミナルへの積極的な営業展開を図っていきます。
※１ アーカー・ソリューション社（Aker Solutions）：
本社ノルウェーのアーカー社（Aker ASA）傘下の総合エンジニアリング会社であり、同グループの米国における石油・化学関連のエンジニアリング拠点。同グループは海洋開発設備、石油化学プラント、発電プラント、海洋土木、鉱工業設備など幅広い範囲で事業を展開している。特にＬＮＧ関連の海洋開発設備に豊富な実績をもつ。
