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ドラグサクション浚渫船「海竜」の引き渡し

 株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(以下IHIMU、所在地:東京都港区、社長:蔵原 成実)は、9月26日(月)、横浜工場(神奈川県横浜市)にて、東京都向けドラグサクション浚渫船「海竜」を引き渡し、10月22日(土)Port of Tokyo フェスティバルにてお披露目されました。

 本船は、旧IHI東京第一工場にて建造され東京港の航路維持に従事してきたバケット式浚渫船「雲取」の老朽化にともなう代替船であり、「自航浚渫」、「浚渫土砂積込」「浚渫土砂排出」を可能とし、今回の就役により、これまでバケット式浚渫船では必要とされた押船、多目的支援船が不要となり、効率的な浚渫が可能となります。

 本船は就役後、船舶航行の安全を確保するため、東京都港湾局東京港建設事務所殿のもと東京港に接続する河川から流入、堆積する土砂を取り除く浚渫事業に従事することになります。

本船の主な特徴は以下のとおりです。
1.高い操船性能
・推進器として全旋回式プロペラ(コルトノズル付)2基を備え、船首のバウスラスターとの併用により、その場回頭や離接岸時の横移動などの操船が容易に行えます。

2.浚渫自動制御
・浚渫作業の作業性向上および省力化のため、ドラグアームの昇降および深度、浚渫ポンプ、リサイクルポンプ、オーバーフロー兼リサイクルトランク昇降、泥槽積込、パイプライン洗浄等が、シーケンス制御を主体として自動化されています。

 IHIMUは、本船をはじめ九州地方整備局殿向け「海翔丸」、北陸地方整備局殿向け「白山」等のドラグサクション浚渫船や深層混合処理船といった作業船を建造してまいりました。今後も浚渫船などの作業船の建造を通じて港湾の建設、維持管理に貢献してまいります。


<主要目>    
全 長 69.0m
14.0m
深 さ 5.6m
満載喫水 4.0m
総トン数 1,410㌧
泥槽容量 約750㎥
浚渫方式 ドラグサクション式(右舷ドラグアーム)
排泥方式 船底ホッパードア方式
主要機器
 
 
 

 
 
 
推進用ディーゼル機関(800kw)・・・・ 2基
発電機用ディーゼル機関(530kw)・・・3基
全旋回型推進器・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2基
バウスラスター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1基
最大搭載人員 29名
満載時速力 12.1ノット
進 水 平成22年11月10日
竣 工 平成23年 9月26日

 

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