東大とIHIによる航空機用エンジンの先端・基盤技術に関する社会連携講座が始動
東京大学大学院工学系研究科
株式会社IHI
東京大学大学院工学系研究科(所在地:東京都文京区、研究科長:原田昇)と株式会社IHI(本社:東京都江東区、社長:斎藤保)は、平成24年12月に開設された社会連携講座「将来航空推進システム技術創成」について、本格的運営を開始しました。
本講座は、将来の航空輸送が広く社会に受け入れられ、持続的に発展するために不可欠な、安全で高度な環境適合性を有する革新的な航空推進システムの実現を目指した先端・基盤技術の創成ならびに人材の育成を目的として、以下の研究課題に取り組みます。
○環境適合性の飛躍的な向上(省エネルギー化、低排出物化、低騒音化等)
○機体/エンジン統合最適化(エネルギーマネジメントの高度化等)
○素材・ものづくり技術の高度化
また、これらの研究を進めながら、以下の視点で産学官連携の推進ならびに教育を実施いたします。
○航空輸送に係わるユーザーや関連官庁等と、これらの技術に係わる研究者らの連携および学生の研究指導等の教育
本講座の設置期間は平成24年12月1日から平成28年3月31日で、大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻の渡辺紀徳教授(兼任)が、この3月より運営ならびに教育研究スタッフとして着任した岡井敬一特任准教授とともに、大学内外の研究者・研究機関と協力して研究・教育を推進してまいります。
また、広く研究成果を発信するために、各研究課題に対して研究会や公開シンポジウム等を開催していく予定です。