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プレスリリース
社会基盤

国民の安全・安心を守る「津波救命艇」を受注 ~国土交通省 四国運輸局からの原型承認 第1号艇~

 IHIは、このたび、旭食品株式会社(高知県高知市、社長 竹内 成雄)から、「津波救命艇」1艇を受注いたしました。

 今回受注した「津波救命艇」の大きさは、長さ8.4m(緩衝材含む)、幅3.0m、高さ3.1m、定員は、25名です。完成、引き渡しは、2013年10月を予定しています。

 津波救命艇とは、津波の激しい流れや瓦礫から逃れ、命を守るための乗り物です。津波警報が発令されたら、まず高台に避難するのが第一ですが、近くに高台や、津波避難ビル・タワーが無い場合や、急いで避難することが難しい避難困難地域の住民、幼児、高齢者などの要援護者のために津波救命艇は開発されました。避難者が艇内で安全安心に過ごせるように、転覆しても元の状態に戻る自己復元性能や秒速10メートルの津波流中の衝突に耐える性能を備えています。

 IHIは、昨年の10月に、国土交通省 四国運輸局から、津波救命艇の試作艇の開発・製造の委託を受け、今年3月に試作艇を完成させています。また、8月には四国運輸局から「津波救命艇ガイドライン(四国運輸局策定)」の基準を満たしている事の承認を受け、実用艇として今後有効な津波防災対策の活用が期待されます。

 IHIグループは、社会基盤、エネルギー基盤を支える企業として、これまでに蓄積してきた「ものづくり技術」で、一丸となって災害支援事業を推進していきます。

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津波救命艇(試作艇)

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