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プレスリリース
資源・エネルギー・環境

米国でシェールガス由来のGas to Gasolineプラントの基本設計業務(FEED)を受注

 IHIの関係会社である「IHI E&C International Corporation」(米国テキサス州、社長:Glyn Rodgers、以下「IHI E&C」)は、このたび、米国の燃料会社であるSundrop Fuel社 (米国コロラド州)から、ルイジアナ州アレキサンドリアで計画されている「Gas to Gasoline(※1)(年産6,000万ガロン)」プラント建設の基本設計業務(FEED:Front End Engineering and Design)を受注しました。FEED業務(プラントの基本設計)は、2013年10月までに完了の予定です。

 「IHI E&C」は、今年初めから、他社(1社)と競う形で、本プラントの基本設計業務(Pre-FEED)を担当していましたが、このたび、Sundrop Fuel社から、単独での基本設計(FEED)業務を正式に受注いたしました。
今後、FEEDを実施し詳細な仕様等を決定していく過程で、価格、スケジュール等を含めたEPC(設計・調達・建設)条件が合意に達した場合、EPCを実施することとなります。

 当プラントは、年間6千万ガロンのガソリンを天然ガスから生産するとともに、植物性バイオマスガスを原料とする「グリーンガソリン」を生産するガス化技術を検証していきます。今回のプロジェクトが成功すれば、Sundrop Fuels社は植物性バイオマスガスを原料とする「グリーンガソリン」を年間2億ガロン生産する「メガプラント」を連続的に建設する計画です。

 IHIは、日本国内では多数のLNG受入ターミナルの建設実績を有しており、海外でも2000年以降、インド、メキシコ、台湾、中国、米国などのLNG受入基地を手掛けています。IHIは、これまでの実績を足掛かりに、従来のLNG分野に加えシェールガス由来の天然ガス液化基地だけでなく石油化学分野を含む天然ガスに関連するバリューチェーンを全て提供できるような事業を展開すべく、2012年7月に、米国大手エンジニアリング会社である、Kvaerner Americas社から、「陸上EPC事業」の買収を行ない、「IHI E&C」を設立しました。今後は、お客様の環境、産業、社会、そしてエネルギーに関する問題を解決していくような活動を展開していきます。

(※1)Gas to Gasolineプラント:ガスからガソリンを製造するプラント。

<IHI E&C International Corporationの概要>
本   社 米国 テキサス州ヒューストン
従 業 員 175名(2012年7月時点)
代 表 者 Glyn Rodgers
資 本 金 US$24M
出資比率 IHI INC. 100%
設立年月日 2012年7月
事業内容 ①天然ガス液化設備②ガスプロセス関連事業③石油関連事業のFEEDならびにEPC業務

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