Change
Location

現在は日本サイトをご利用中です

プレスリリース
資源・エネルギー・環境

韓国STX社向けに環境負荷を低減した火花点火方式中速ガスエンジン「18V28AGS」の初号機を出荷

 IHIの子会社である新潟原動機株式会社(以下NPS,社長:犀川淳一,本社:東京都千代田区)は,このたび,韓国の大手重工業会社であるSTX社向けに高性能火花点火方式中速ガスエンジン「18V28AGS」(シリンダ配置V型,気筒数:18,出力:6,000kW)の初号機を新潟内燃機工場(新潟県新潟市)から出荷しました。「28AGS」シリーズ(出力:1,900kW~6,000kW)は,昨年開発を完了したガスエンジンであり,今回出荷した「18V28AGS」は,昨年末にSTX社から4台受注したものです。本ガスエンジンは,STX昌原工場で発電設備として最終組み立ておよび試運転を行った後,STX社が受注したバングラディッシュ SINHAグループのBHOLA発電所(所在地:Kheya Ghat, Bhola)に納入され,2013年下旬に運転を開始する予定です。

 今回,受注した「18V28AGS」は,ガスエンジンの弱点であった立ち上がりの遅さを大幅に改善し,NPS従来製品に比べ約40%の時間で負荷を100%にすることが可能です。また,大気汚染防止法で定められているNOx規制値(600ppm)よりもさらに低いNOx値200ppmを実現し,環境負荷の低減にも貢献します。加えて,本エンジンではメンテナンスの容易性を重視した構造(点火プラグ交換が容易等)を採用しています。また、本体部分は実績の多い28HLX型ディーゼルをベースにしており、耐久性は確認済みです。

 バングラディッシュは近年、工業化が目覚ましく、工業の発展とともに電力不足に悩まされています。今回,発電所を運営するSINHAグループは、バングラディッシュで繊維工業を柱に、発電事業、建設・不動産業、農業・食品事業、通信業、金融業などを手掛ける大手財閥です。SINHAグループは,同国内にBHOLA発電所以外にも4カ所の発電所を持っており,同国の電力需要を支えております。

 高性能,低環境負荷の発電用ガスエンジン「28AGS」シリーズは,出力1,900kW~6,000kWと幅広くお客さまのニーズに応えることができます。NPSでは,引き続き,「28AGS」シリーズの受注活動を積極的に行っていきます。

新潟原動機株式会社HP:http://www.niigata-power.com/indexj.html


external_image

ニューストップへ