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プレスリリース
産業システム・汎用機械

3段圧縮の高効率オイルフリーターボコンプレッサー「T3シリーズ」を発売
~省スペース性・省エネ性・メンテナンス性向上を実現~

 IHIは、3段圧縮方式オイルフリーターボコンプレッサー「T3シリーズ」を開発し、本年6月2日から販売を開始します。

 従来、当社では、主電動機出力375kW~950kWの機種として「TREシリーズ」、900kW~1,800kWの機種として「TRXシリーズ」を販売し、国内外のお客様に高効率ターボコンプレッサーをお届けしてきましたが、この二機種の中間領域である750kW~1,320kW(吐出圧力:0.69MPaG仕様)までの領域について、省スペース性とメンテナンス性、省エネ性向上を実現させたのが、今回開発した「T3シリーズ」です。

 当社のターボコンプレッサーは、主電動機出力75~1,800kWと豊富なラインナップを取り揃えていますが、本機の市場投入により、IHIターボコンプレッサーのラインナップは8機種に拡充します。

 「T3シリーズ」は、IHI独自開発の新型インペラや新型軸受の採用により、「TREシリーズ」とほぼ同じサイズでありながら、吐出最大空気量約24パーセント増加を可能にし、小型化と大容量化に成功しました。さらに、最高吐出圧力は1.5MPaGと、対応圧力範囲を最大0.3MPaG拡張し、お客様の様々な空気需要に合わせたより幅広い最適な運用が可能となりました。また、「TRXシリーズ」ではアフタークーラをコンプレッサー機外に別置きとしていましたが、本機ではアフタークーラの内蔵を実現したことにより、「TRXシリーズ」と比較して約45パーセントの省スペース化を実現(当社比)。お客様のレイアウトの自由度を大幅に高めることができます。

 コンプレッサーは、エアシリンダ、ロボットなど各種産業用機械の駆動源やエアブラストなど、様々なお客様の工場に必要不可欠なユーティリティー設備であり、空気需要に応じて連続かつ安定した運転が求められます。
本機は、これまで現地では取り外しのできなかったインペラを容易に取り外せる着脱式にするなど、従来機と比べてメンテナンス性についても改良を加えています。また、使いやすさを追求するため、新型のタッチパネル制御盤を標準搭載することにより、操作性・視認性の向上とともに、機能を充実させています。

 想定実勢販売価格は3,500万円(1,320kWクラス)で、年間40台の販売を目指します。

 当社は1970年の発売開始以降、累計で7,000台を超すターボコンプレッサーを国内外のお客様に販売してきた、日本のターボコンプレッサー事業のマーケットリーダーです。
今後も、より細やかなお客様のニーズに対応し、これまでターボコンプレッサーを使用したことのないお客様に対しても、コンプレッサーの新しい選択肢として、IHIターボコンプレッサーを積極的に提案していきます。



T3シリーズ:http://www.ihi.co.jp/compressor/products/oilfree-turbo/t3-series/

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