エネルギー関連の需要拡大が見込まれるブラジルでIHIの技術を紹介するフォーラムを開催
~南米最大級のエネルギー関連イベントにも出展~
株式会社IHI(本社:東京都江東区/社長:斎藤 保,以下「IHI」)は,現地時間9月18日に,ブラジル・リオデジャネイロ州にて,「第4回 Ishikawajima Technology Forum」を開催しました。本フォーラムでは,ブラジルの企業,研究機関等を対象に,ブラジルの経済成長を牽引する石油・ガス産業および造船・海洋産業に関連するIHIグループの技術を紹介しました。
IHIは,リオデジャネイロ工業連盟(FIRJAN)(※1)の協力を得て,2011年以降毎年この「Ishikawajima Technology Forum」を開催しています。第4回目となる今回は,ご来場者が過去最高の83名を記録し,大盛況のうちに終了しました。今回のフォーラムでは,ブラジルにおける海洋工学の第一人者であるサンパウロ州立大学のニシモト教授による造船・海洋産業の講演に続き,IHIの海洋事業および技術開発の取り組み,IHI E&C(所在地:米国テキサス州)によるエンジニアリングサービス事業,ジャパン マリンユナイテッド(所在地:東京都港区)の造船技術などを紹介しました。
また,同時期にブラジル・リオデジャネイロ市で開催された,ブラジル石油・ガス・バイオ燃料協会(IBP)主催の石油・ガス展示会「Rio Oil and Gas Expo and Conference 2014」にIHIグループとして初めて出展し,パネルや製品模型の展示,プレゼンテーションを実施しました。本展示会は,1982年以降隔年で開催されており,地元のペトロブラスをはじめ,オイルメジャー,石油・ガス関連のグローバル企業が参加する,南米最大のエネルギー関連イベントです。
IHIは,アトランチコスル造船株式会社(※2)(所在地:ブラジル ペルナンブッコ州)への出資や,産学連携による造船・海洋産業における人材育成への取組み開始などを通じて,ブラジルの造船・海洋分野での事業拡大を進めています。今回の一連のイベントでは,石油・ガス生産の各プロセスに対応する製品・技術を紹介することで,IHIグループの可能性をアピールすることができました。
- 1. リオデジャネイロ工業連盟(FIRJAN):ブラジル国内で2番目の工業連盟。リオデジャネイロ州に所在し,同州に所在する9,805社が会員として登録している。
- 2. アトランチコスル造船株式会社(EAS):IHI/JMU/JGCがブラジルの大手ゼネコン2社と共同出資する南米最大の造船会社。ブラジルの石油メジャーであるペトロブラスから、タンカーとドリルシップを受注している。
【参考資料】

