農林水産省公募の先端モデル農業確立実証事業にIHI農業情報サービスを用いた連携プロジェクトが採択
~テーマは「“安定的に儲かる”農業モデルの構築」~
IHIは、有限会社道下広長農場(社長:道下公浩氏、所在地:北海道帯広市)および、株式会社日本能率協会コンサルティングと共同で、農林水産省が公募した『農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業』における連携プロジェクト実施事業に、「先端農業経営コンソーシアム Team Tokachi 」として応募し、実証事業として採択されました。
本実証事業は、農林水産省が、農業界と経済界が連携して行う先端モデル農業の確立に向けた取組を支援することにより、生産コストの削減と、その取組みを日本農業全体へ普及させることを目的に実施するものです。
当社は、新事業の一貫として、平成23年度からIHIグループが持つ「宇宙開発」、「気象観測」、「農業機械」などで培った技術を活かした『IHI農業情報サービス』を、十勝帯広エリアの農業生産者向けに提供し、生産支援を行う研究開発を実施しています。
この取組みを元に、道下広長農場、日本能率協会コンサルティングとの連携で、「作物・環境センシングと農作業カイゼンを組み合わせた“安定的に儲かる”農業モデルの構築」をテーマに、作物の生育環境(気象・土壌)・生育状態(植生活性度合など)と、農業生産コスト(労務費、資材費など)を把握しながら、農業生産手段(土地・機械・資本)の有効活用と、農作業の効率化を実践することで、コスト低減と品質・収量向上から収益向上を図る、先端技術の実証事業を提案しました。
実証事業は、平成26年度~28年度の3年間で行い、収益の増減を定量的に評価することで、本取組みの効果を実証します。
当社では、本事業によって農業情報サービスの効果を確認し、先端モデル農業の確立に寄与していきます。
