IHI E&C International Corporationが尿素プラントのEP(詳細設計、調達)サービス工事を受注
IHIの子会社である「IHI E&C International Corporation」(米国テキサス州、社長:Glyn Rodgers、 以下「IHI E&C」)は、Dakota Gasification Company社(米国ノースダコタ州、以下「DGC社」)からノースダコタ州ビューラーにあるGreat Plains Synfuels Plantにおいての尿素製造設備の詳細設計、調達の工事を受注しました。 尿素は、緩効性窒素肥料として農業用に広く使用されています。
IHI E&Cは、2013年10月にFEED業務を完了しており、またこのFEEDに続くEP(詳細設計、調達)サービス工事の受注はDGC社との信頼関係を示すものであり、IHI E&Cのテクノロジー部門のSenior Vice PresidentであるMuhammad Islamは、「わが社がこのプロジェクトの契約者として選定され、非常に光栄です。 技術ライセンサーとの協働を通じて培われた我々の設計、調達、建設管理における専門知識 / 経験は、今後の農業の発展に欠かせない設備を手掛ける機会をIHI E&Cにもたらすでしょう。 また、この受注はアメリカ大陸における『中流市場(石油化学産業など)』『下流市場(化学品製造業など)』の重要なお客様にEPCサービスを行うことにより貢献するという当社のストラテジーをより強固にするものです」と表明しています。
この尿素プラントは日産1,100トンの尿素の製造を可能とし、また2017年の完成を予定しています。 また、このプロジェクトは53,000トンの粒状の尿素を貯蔵する設備の建設も含み、同様にトラックによる出荷設備、ならびに1度の出荷で110車両分の列車による出荷設備も予定されています。
会社概要
Dakota Gasification Company社
ダコタ本社 | : | 米国 ノースダコタ州 |
従業員 | : | 2,100名 |
代表者 | : | Paul Sukut |
設立年 | : | 1972年 |
事業内容 |
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ノースダコタ州ビスマルクにあるベイズン電力協同組合の関係会社であり、ノースダコタ州ベウラ近郊のグレートプレーンズにある「合成燃料製造プラント」を保有し、運転しています。このプラントでは,石炭ガス化プロセスから合成ガスを製造しています。 |
IHI E&C社
本社 | : | 米国 テキサス州ヒューストン |
従業員 | : | 約400名 |
代表者 | : | Glyn Rodgers |
資本金 | : | US$ 24M |
出資比率 | : | IHI INC. 100% |
設立年月日 | : | 2012年7月 |
事業内容 | : | (1)天然ガス液化設備(2)ガスプロセス関連事業(3)石油関連事業のFEEDならびにEPC業務。 |