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プレスリリース
資源・エネルギー・環境

アフリカ初となる超々臨界圧大型石炭火力発電ボイラを受注
~電力需要が急増しているモロッコで2件目の受注/日本が誇る最新鋭の石炭火力発電技術を導入~

 株式会社IHI(所在地:東京都江東区/社長:斎藤保,以下「IHI」)は,このたび,EPCコントラクターである韓国大手建設会社の大宇建設から,アフリカ初の超々臨界圧(※1)石炭火力発電所となる,モロッコのサフィ発電所向けに,超々臨界圧大型石炭火力発電ボイラ(出力693MW×2基)を受注しました。IHIはボイラ本体機器の供給,指導員(据付・試運転指導)派遣等を担当します。ボイラは2基とも2017年に出荷完了予定です。 IHIのモロッコ向けの石炭焚きボイラの受注は, ジョルフ・ラスファール発電所向け大型石炭火力発電ボイラ(出力350MW×2基)に続く2件目となります。

 モロッコでは,急速な経済成長と社会の発展に伴い,電力需要が増加しています。2000年以降,電力需要は平均で7~8%の拡大を見せており,2020年までには現在の2倍の電力需要になる見込みで,電力供給量を拡大することが急務になっています。今回受注した超々臨界圧石炭火力発電ボイラは,日本が誇る高効率石炭火力発電技術を用いた設備であり,蒸気を超高温・超高圧化することで発電効率を高め,燃料の使用量と二酸化炭素の排出量を抑制することが可能です。IHIの国内外における超々臨界圧石炭火力発電所の豊富な納入実績と,高度な製作技術と厳格な品質管理に裏打ちされた高い品質,およびジョルフ・ラスファール発電所向け石炭火力発電ボイラの実績が評価されて,このたびの受注に至りました。

 IHIは引き続き,経済と社会の発展に伴って電力需要が急増するアフリカ市場を含めたグローバル市場に向けて,高効率・高品質かつ環境性能にも優れた発電機器・システムを提供し,環境負荷の低減と電力の安定供給の両立に貢献していきます。

  • 1. 超々臨界圧:温度593℃以上,圧力24.1Mpa以上の蒸気条件

【参考資料】

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