タイに機械式駐車場を初納入
IHIのグループ会社であるIHI運搬機械株式会社(本社:東京都中央区,社長:吉田 豊,以下「IUK」)のマレーシア現地法人IHI Transport Engineering Malaysia Sdn.Bhd.(所在地:マレーシア クアラルンプール,社長:安藤雅範,以下「ITEM」)は,IHI ASIA PACIFIC (Thailand) Co.,Ltd.(所在地:タイ バンコク,社長:吉崎敏樹,以下「IHIAPT」)を通じて,このたびタイの不動産デベロッパーであるAreeya Property PLC.(以下「Areeya」)が開発したコンドミニアムA-Space ME(Sukhumvit77)向けに機械式駐車場を納入しました。
今回の納入はタイにおけるIHIパーキングシステム1号機となり,同国における最大規模の機械式駐車設備となります。エレベータ式パーキング(3基66台),地上6段昇降横行式パーキング(168台)の合計234台分の収容スペースを設置いたしました。
タイでは,近年の急激な自動車台数増加に交通インフラ整備が追いつかず,慢性的な交通渋滞が社会問題になっています。また,機械式駐車場はまだ一般的ではないなか,建物を新築する際に,その用途や規模に応じた台数の駐車場設置を義務付ける法的な制度(附置義務)もあり,普及の可能性を大いに含んでいます。
Areeyaは自社開発物件に新しい設備や日本製品を積極的に導入しており,高品質と高いサービスを売りにしているIHIパーキングシステムが高く評価され,今回の受注に繋がりました。今後も複数の機械式駐車場を含むコンドミニアムの計画を検討しており,IUK・ITEM・IHIAPTは,同社とタイにおけるパーキングビジネス協業の検証を進める予定です。IHIグループは,機械式駐車場のトップメーカーであるパーキング事業の東南アジア市場でのさらなる拡販を目指し営業活動に注力していきます。
