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2017年 社長年頭挨拶(要旨)

当社社長 満岡 次郎は仕事始めの1月5日朝,IHIグループ全従業員向けに新年挨拶を行いました。要旨は以下のとおりです。

「収益基盤を強化し,持続的な成長を目指す」

 昨年12月20日に,IHIエアロスペースが機体システムの開発・製造に携わったイプシロンロケット2号機が,予定時刻に計画した軌道どおり,打ち上げに成功した。今年のIHIグループは,このイプシロンロケット2号機のように,やるべきことを着実に積み上げて,経営目標の達成に向けた確実な軌道を描き出したい。
 
  昨年は,国内外で多くの自然災害が発生し,国土の強靭化やインフラの老朽化への対応などの課題が,世界的に顕在化した一年だった。また,「パリ協定」が昨年11月に発効し,今まで以上に,低炭素社会の実現に向けた技術革新が求められている。こうした,社会インフラの強靭化や環境技術の高度化に向けた取り組みは,IHIグループの事業活動そのものであり,社会的使命である。
 
  また,米国の政権交代・英国のEU離脱問題・新興国の成長鈍化・地政学的リスクの増加など,世界の政治と経済を取り巻く環境は不透明感を増している。IHIグループは,物流・産業インフラを支える製品・サービスを担っているため,事業環境の変化に柔軟に対応できる筋肉質な事業体を構築し,世界のサプライチェーンを支えていかなければならない。 

「グループ経営方針2016」施策の展開による収益基盤の強化
 昨年4月にスタートした「グループ経営方針2016」は,こうした課題認識のもとに策定されている。品質を含む「ものづくり力」を強化していくとともに,「事業戦略の実行力強化」・「プロジェクト遂行体制の強化」・「グループ共通機能の活用によるビジネスモデル変革」を進めていく。これらを通じて「収益基盤の強化」を図り,IHIグループの持続的成長を目指していく。

【ものづくり力の強化による収益性の改善】
 IHIグループが信頼されるためには,品質を含むものづくり力の強化に,全力で取り組まなければならない。また,職場でのコミュニケーションを通じて,事業に関わるリスクを丁寧に吸い上げ,そのリスクを決して放置せず,徹底して潰し込むことが必要である。日々の業務を通じて,現在公表している業績見通しの実現を,さらには,少しでも利益を上積みすることにより,収益性の改善を目指していく。

 「グループ経営方針2016」の経営目標の実現に向けて必要なことは,施策の目的を職場全体で共有した上,具体的な活動として展開し,そのPDCAサイクルを加速させていくことである。私も皆さんの先頭に立ち,必要となる施策を確実に実行していくので,気持ちを新たにし,取り組みを加速させていこう。




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