新エネルギー財団「平成28年度 新エネ大賞」経済産業大臣賞を受賞 ~バイオマス高比率混焼に関する取組みが高い評価を獲得~
株式会社IHI(本社:東京都江東区/社長:満岡 次郎,以下「IHI」)は,平成28年度「新エネ大賞」において,最高賞である「経済産業大臣賞」を,新日鐵住金株式会社(本社:東京都 千代田区/社長:進藤 孝生,以下「新日鐵住金」)と共同で受賞しました。
本表彰制度は,経済産業省後援のもと,一般財団法人 新エネルギー財団が主催により,新エネルギー等に係る機器の開発,設備等の導入及び普及啓発の取組を広く公募し,そのうち優れたものを表彰するものです。平成8年度から始まり,今回で20回目となります。
今回の受賞は,新日鐵住金と連携して実施した「国内微粉炭火力へのバイオマス(※1)混焼拡大への先進的な取り組み」に対するものです。この取り組みの中で,IHIは,既存の発電設備に小規模な改造を加えることで,現状数%程度に留まっている木質バイオマス混焼率を,熱量比25%(重量比33%)まで引き上げることが可能なことを実証しました。今後,国内で稼働している多くの石炭火力発電所に本技術が適用されることにより,大幅なCO2排出削減が期待されるものとして,高い評価を受けました。
IHIは,この実証の成果を発展させて,石炭火力発電所におけるバイオマスの更なる高比率混焼によるCO2排出削減に注力するほか,発電設備の更なる高効率化・CO2回収技術の開発などを含む,資源・エネルギー・環境領域における積極的な事業展開を通じて,地球環境およびエネルギー問題に取り組んでまいります。
(※1) バイオマス
再生可能な,生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの
<平成28年度「新エネ大賞」受賞者の紹介>
http://www.nef.or.jp/award/kako/h28/index.html
<「経済産業大臣賞」を受賞した取り組みの概要>
http://www.nef.or.jp/award/kako/h28/p01.html
【参考資料】
<関連画像>
<本件に関連する過去のプレスリリース>
https://www.ihi.co.jp/all_news/2015/resources_energy_environment/1190321_1661.html