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プレスリリース
産業システム・汎用機械

IHIアグリテック感染制御機器等の環境事業をIHI物流産業システムへ統合 ~販売チャネル・サービス拠点拡充で事業拡大~

 株式会社IHI(所在地:東京都江東区,社長:井手 博,以下「IHI」)のグループ会社であり,主に物流システム機器を手掛けている株式会社IHI物流産業システム(以下「ILM」)は,株式会社IHIアグリテック(以下「IAT」)の院内感染対策や公衆衛生対策に貢献する感染制御機器による環境事業を,本事業のさらなる拡大を目的に,7月1日付でILMに統合することといたしました。

 本事業統合により,環境事業を新たに「感染防止事業」と位置付け,IHIグループの次なる柱となる事業に成長させるとともに,より一層の社会貢献を目指していきます。


  1. 目的・背景
      IHIグループでは,コロナ禍およびポストコロナにおける公衆衛生規範の変化をうけ, IATで担っている環境事業を「感染防止事業」として再定義し,より広範なニーズにお応えできる体制を整えることで,ポストコロナの世界においても成長事業とすべく,本事業をILMへ統合することとしました。
      現在,IAT環境事業における機器の主要納入先は,病院・介護施設等が中心になります。また,環境事業では,新型コロナ感染症の広がりを受けた環境関連機器の大幅な増産への対応や,アフターサービス面の強化が喫緊の課題となっています。
      本事業統合は,両社の営業・サービスのリソースを,感染防止ニーズを持つ各種業界のお客さまを納入先とするILMに集約し,環境事業における販売チャネルの拡充と,お客さまのニーズをとらえた製品・サービスの拡充を図るとともに,IAT岡山事業所とILM本宮工場等のモノづくり体制を融合し,環境関連機器の生産能力を拡充させることを目的としています。
      併せて,Web活用等,B2B2Cに適したチャネル構築を推進し,吸い上げたエンドユーザーの声を環境事業の製品・サービス開発に活用することで,さらなる拡販とサービスレベル向上につなげていきます。
      さらに,IAT環境事業における販売網とILMの強みであるロボット等の自動化機器を掛け合わせることで,物流事業における医薬医療卸分野への浸透を図ります。
       
  2. 事業統合日
    2021年7月1日 
     
  3. 両社の概要                   (2021年3月31日現在)

商号

株式会社IHI物流産業システム

株式会社IHIアグリテック

主な
事業内容

  • 物流機器,FA機器ならびに産業機械に関する販売,設計,製作,調達,建設,据付工事,改造修理ならびに機器,部品の整備およびメンテナンスサービス 
  • 物流プラント,FAプラントならびに産業機械のコンサルティング,エンジニアリング
  • 農業用機械,芝草管理機,殺菌・脱臭機器,鋳鉄鋳造品,アルミダイキャスト,その他の製造・販売 

設立年月日

1984年7月2日

1950年4月10日 (IHI資本参加:1962年11月1日)

本社所在地

東京都江東区豊洲三丁目1番1号

北海道千歳市上長都1061番地2号

代表者

代表取締役社長 笠 俊司

代表取締役社長 宮原 薫

資本金

1,000百万円

1,111百万円

従業員数

642人

633人

Webサイト

https://www.ihi.co.jp/ilm/index.html

https://www.ihi.co.jp/iat/index.html


<IAT環境事業について> 


 1992年にホテルの客室の脱臭を目的としたオゾン脱臭機を開発・販売開始。1996年に病院内感染(MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌,緑膿菌等)を防ぐ目的で,オゾンガスによる殺菌装置3機種において厚生労働省薬事承認取得により,感染対策への取り組みを開始しました。以後、頻繁に問題化する、新型細菌や新型ウイルスの感染制御(インフェクションコントロール)に取り組んできています。 
 また,院内感染対策だけではなく,交差感染による社会的感染拡大を防ぐため,救急車,バス,鉄道などの車両や,易感染者が集まる幼稚園,保育園,学校,老健施設や、不特定多数の人が集まるホテルや飲食店、商用施設等の感染対策の一助となるべく,開発と試験を継続してきました。 特に,新型ウイルス対策では,SARS,新型インフルエンザ,ノロウイルスの集団感染等の発生時には,感染拡大対策に貢献してきた実績があります。 

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新型コロナウイルス感染症への取り組み:https://www.ihi.co.jp/iat/news/2019/20200219.html

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