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プレスリリース
航空・宇宙・防衛

次期戦闘機の国際共同開発への参画について

 IHIは,2020年に防衛省が着手された次期戦闘機開発事業にエンジン担当企業として参画していますが,このたび,我が国政府が本事業をイギリスおよびイタリアとの3か国による共同開発とする旨を決定したことを受け,政府および関連企業とより緊密に連携し日英伊共同開発に取り組んでまいります。

 戦闘機用エンジンは,戦闘機の性能や可動率を左右する最重要要素の一つであり,これをつくることができる生産・技術基盤は,国の安全保障上の重要なツールになり得ることに加え,他産業への大きな波及効果も期待できます。IHIは,これまでの戦闘機用エンジンをはじめとした様々な航空エンジンのライセンス国産とその後方支援,そして一連の防衛省向けジェットエンジンの開発を担当してきました。さらに,XF9-1(*)をはじめとした防衛省との契約や自社研究により将来の戦闘機に搭載されることを想定したエンジンの技術開発を進めています。IHIは,こうした取り組みを通じて戦闘機用エンジンの開発を可能とする生産・技術基盤の確立を図ってきました。

 このたび,次期戦闘機開発事業が,国際共同開発により進められることが決定しました。本事業への参画にあたり,これまでの経験や技術開発事業の成果に基づき,政府および関連企業とより緊密に連携しながら,航空機産業先進国たるイギリスおよびイタリアとの協業の中で主導的な役割を果たしていきます。さらにデジタル・トランスフォーメーションの推進やパートナー国への海外移転等も通じた防衛産業基盤のより一層の強化や,グローバルビジネスで活躍できる人材や高度な技術を持つエンジニアの育成・輩出,そして他事業への波及効果の創出に貢献してまいります。 

*XF9-1:IHIが防衛装備庁に納入した推力15t級のプロトタイプエンジン

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<イメージ画像>
※画像はあくまでイメージであり、最終的に決定されたものではありません。


【関連URL】
2018年06月29日  将来の戦闘機用を目指したジェットエンジンのプロトタイプ(XF9-1)を納入
https://www.ihi.co.jp/all_news/2018/aeroengine_space_defense/1190437_1622.html

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