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静岡銀行とシンジケーション方式による
ポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約を締結

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 IHIは,株式会社静岡銀行(頭取 八木 稔,以下「静岡銀行」)と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」の融資契約(以下「本契約」)を締結いたしました。本契約は,企業活動が環境・社会・経済のいずれかの側面において与えるインパクトを包括的に分析し,特定されたポジティブな影響の向上とネガティブな影響の低減に向けた取り組みの支援を目的とした融資で,静岡銀行が一般財団法人静岡経済研究所(理事長 馬瀬 和人)と共同で構築したフレームワークに基づいた評価を取得しています。

 IHIグループは国内各地に工場・事業所やグループ会社を有していますが,本契約は,地方銀行のみで構成されたシンジケーション方式で組成されており,ESG経営を推進する取り組みの一環として,IHIグループの事業活動と地域社会との共創を進めるべく,本契約の締結に至りました。

 IHIグループは,2021年11月に中期経営計画「プロジェクトChange」の力点である「ESGを価値観の軸においた社会・環境に配慮した適切な経営」を実現させるための具体的な取り組みを示すものとして「IHIグループESG経営」を公表しました。その中で「事業活動を通じて,社会課題の解決を果たし,持続可能な社会を実現」することを宣言しており,IHIグループが目指す「自然と技術が調和する社会」の実現のため,「暮らしの豊かさの実現」「脱CO₂の実現」「防災・減災の実現」を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。

 IHIグループは,これからもESG経営の実現に向けて社会やステークホルダーの方々の対話を大切にして,社会課題の解決に真正面から取り組み,新たな価値を創造してまいります。


【本借入の概要】

  1. 契約日3月8日(水)
  2. 実行日3月10日(金)
  3. 参加金融機関静岡銀行,七十七銀行,中国銀行,東邦銀行
  4. 資金使途運転資金
  5. 当社の取り組みについて
    〇本契約の締結にあたり,IHIの企業活動が与えるインパクトについて,以下のとおり評価を受けました。
    環境面
    ・カーボンニュートラルの実現(「エネルギーバリューチェーンの脱炭素」や「カーボンリサイクルの実現」などの具体的な課題を設定)
    ・事業活動におけるCO₂排出量の削減(エネルギーを効率的に使用する省エネ活動,より低炭素なエネルギー使用の推進など)
    ・事業活動における環境負荷の低減(EMSに基づき、水質汚濁防止法ならびに各自治体が定める排水基準に対して上乗せした自主基準を設定など)
    ・資源効率の向上(廃棄物排出量の削減、計画的取水と設備の適切な保全など)

    社会面

    ・ダイバーシティ&インクルージョンの推進(社外での経験を積んだ人材のキャリア採用、女性従業員向けワークショップ開催,外国籍従業員相談窓口の設置等)

    経済面
    ・オープンイノベーション(国内の「IHIつなぐラボ」や「i-Base(Ignition Base)」に加えて,シリコンバレーの「IHI Launch Pad」やシンガポールなどの海外拠点と連携によるイノベーションの創出およびイノベーションにつながる先駆的な技術開発)
  6. その他
    (1)インパクト評価
    国連環境計画金融イニシアティブが提唱した「ポジティブ・インパクト金融原則」およびポジティブインパクトファイナンスタスクフォースが提唱した「インパクトファイナンスの基本的考え方」に基づき,一般財団法人静岡経済研究所が株式会社日本格付研究所(代表取締役社長:髙木 祥吉) の協力を得て評価を実施(*1)

    (2)モニタリング体制
    静岡銀行が一般財団法人静岡経済研究所とともに「ポジティブ・インパクト金融原則」に従い構築した内部管理体制のもと,インパクト評価で特定したKPIについて,融資期間中におけるIHIのインパクトパフォーマンスのモニタリングを実施
      

(*1) 株式会社日本格付研究所の第三者意見を取得しています。詳細は株式会社日本格付研究所のウェブサイトをご参照ください。
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/ 

【参考リンク】
当社のサステナブル・ファイナンスについて
https://www.ihi.co.jp/sustainable/finance/index.html

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