インドにおいてグリーンアンモニア製造・利活用事業の検討を開始
IHIはこのたび,インド再生可能エネルギー大手事業者ACME(アクメ)と,再エネ由来のグリーンアンモニア製造・利活用に関する事業性を検討・調査する覚書を締結しました。
現在市場に流通している化石燃料由来のアンモニアは製造時にCO₂を排出しますが,再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニアの製造が実現すると,発電や船舶用燃料,肥料用原料といったアンモニア利用に係わるサプライチェーンでのCO₂排出量を極めて低く抑えることが可能となります。 またアンモニアは,製造・貯蔵・輸送に係わる技術が既に確立されていることから早期社会実装が期待されています。
本事業において,IHIはACMEが主体者として開発中のオマーンやインド,アメリカやエジプトにおけるグリーンアンモニア製造プロジェクトへの参画,およびアジア島しょ部などにおける脱炭素化に向けた発電利用についても検討を進めます。
IHIはインドにおいて火力発電所でのアンモニア混焼に関する検討も行っており,アンモニアの多様な利用モデルを示すとともに,将来的な需要増大へ対応する燃料アンモニアサプライチェーンの構築を進めることで,燃料アンモニア社会実装の早期実現と質の高いインフラ提供によるグローバルな環境負荷の低減に貢献してまいります。
【関連URL】
2022年08月19日 NEDO公募採択を受け,インド火力発電所におけるアンモニア混焼の検討を本格開始
https://www.ihi.co.jp/all_news/2022/resources_energy_environment/
1198018_3473.html