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サステナブルファイナンス・フレームワークを公表しました。

 IHIはこのたび,サステナブルファイナンス・フレームワーク(以下「本フレームワーク」)(*1)を策定し,本日公表しました。

 当社は,2022年3月にトランジションボンド・フレームワークを策定し,同年6月に当社として初のトランジション・ボンドを発行いたしました。
 2023年4月には,2021年11月に掲げた「IHIグループのESG経営」の一層の推進や,グローバルで気候変動への対応強化が益々高まっている事を背景に,GHG排出削減目標を「2030年度GHG排出量(Scope1,2)の2019年度対比半減」と,従前よりも意欲的な内容に更新しています。
 また,2023年5月には取り組むべき社会課題を踏まえ,「グループ経営方針2023」を策定し,成長領域への大胆な経営資源のシフトを通じて,持続的な高成長企業への更なる飛躍を目指しています。

 そのような中,当社は,「グループ経営方針2023」に基づく事業戦略とファイナンスを一体と捉え,変革の取り組みをステークホルダーの方々とともに進めていくべく,本フレームワークを策定しました。本フレームワークを用いて調達した資金で,社会課題の解決に取り組み,社会価値を創出するとともに,企業価値の向上及び事業の持続的な成長を目指します。

 また,本フレームワークは,経済産業省の「化学」,「電力」,「ガス」,「自動車」,国土交通省の「海運」,「航空」といった複数の「分野別ロードマップ」に整合していることに加え,国際エネルギー機関(IEA)や国際航空運送協会(IATA)等の国際的なシナリオとも整合しており,株式会社日本格付研究所(JCR)より,「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック(Climate Transition Finance Handbook)2023」等との適合性評価に関する第三者評価(*2)を取得しています。
 
 本フレームワークでは,グリーン/トランジション/トランジションリンク・ファイナンスといった債券及びローンでの調達が可能となります。
 本フレームワークによって調達した資金を活用し,脱CO₂・循環型社会の実現に貢献してまいります。

<本フレームワークの概要>
1.第三者評価機関
(外部評価)
株式会社日本格付研究所(JCR)
2.調達資金の使途
(資金使途特定型)

※グリーンプロジェクト
として認識しているプロ
ジェクト
○成長事業(航空エンジン・ロケット分野)
・航空機の軽量化
・航空機エンジンの電動化※
・SAF※
○育成事業(クリーンエネルギー分野)
・アンモニアバリューチェーンの構築
・カーボンリサイクルの実現
○中核事業(既存技術の活用)
・自動車の電動化※
・その他
○事業活動におけるCO2排出削減※
3.KPI選定及びSPTの設定
(資金使途不特定型)
○KPI
・IHIグループのScope1,2のGHG排出量
○SPT
・2030年に50%削減(2019年度比)
4.ストラクチャリング・
エージェント(*3)
野村證券株式会社/みずほ証券株式会社

(*1) 株式会社IHI トランジションファイナンス・フレームワーク本文は下記リンクよりご覧ください。  
https://www.ihi.co.jp/sustainable/finance/i/framework.pdf 

(*2) 株式会社日本格付研究所による評価結果
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/

(*3) ストラクチャリング・エージェント
サステナブルファイナンス・フレームワークの策定および外部の第三者評価の取得に関する助言等を通じて,トランジション・ボンドの発行支援を行う者

【参考リンク】
当社のサステナブル・ファイナンスについて
https://www.ihi.co.jp/sustainable/finance/index.html

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