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プレスリリース
社会基盤

バングラデシュ ジャムナ鉄道専用橋(バンガバンドゥ橋)が完成
~鉄道輸送における需要増加および安全性向上,輸送ネットワーク効率化に寄与~

 株式会社IHIのグループ会社である株式会社IHIインフラシステム(所在地:大阪府堺市,社長:上田 和哉,以下「IIS」)と三井住友建設株式会社(所在地:東京都中央区,社長:柴田 敏雄,以下「SMCC」)の共同企業体(以下「本JV」)が2020年4月に受注し,バングラデシュ人民共和国で建設を進めていたジャムナ鉄道専用橋(バンガバンドゥ橋,以下「本橋梁」)が完成しました。
 これにともない,齋田 伸一駐バングラデシュ日本国特命全権大使,伊藤 晃之JICA(国際協力機構)南アジア部部長,モハメッド・ファヒムル・イスラム 鉄道省長官および,モハメッド・アフザル・ホサイン 鉄道省バングラデシュ国鉄局長のご臨席のもと,2025年3月18日に開通式典が執り行われました。

手前がジャムナ鉄道専用橋,奥が既設のジャムナ多目的橋 (IIS-SMCC担当工区をソイダバード駅側から撮影)
手前がジャムナ鉄道専用橋,奥が既設のジャムナ多目的橋
(IIS-SMCC担当工区をソイダバード駅側から撮影)

 本橋梁建設事業は,日本の円借款を活用し,バングラデシュ人民共和国の中央部を流れるジャムナ川で,既存のジャムナ多目的橋(道路・鉄道併用橋)と並行する鉄道専用橋として建設されました。これにより,増大する鉄道輸送の需要への対応が可能となり,これまでジャムナ多目的橋で規定されていた速度・重量制限が改善され,今後の同国経済発展に寄与する貴重な橋梁となるものです。また,本橋梁はアジア横断鉄道の一部をなし,隣国インドと繋がる重要なネットワークとしての利用が期待されています。当事業において,本JVはWD2(西側)を担当しました。

 IISは今後も本橋梁の建設で培った経験,日本の技術力を融合して,バングラデシュをはじめ世界各国のインフラ発展に貢献して参ります。

      

<事業概要>

 
名  称 ジャムナ鉄道専用橋建設事業(WD2)
発 注 者 バングラデシュ人民共和国 鉄道省 バングラデシュ国鉄
(Bangladesh Railway)
施  工 IHIインフラシステム–三井住友建設 共同企業体
施工場所 シラジガンジ県およびタンガイル県
工事概要 事業対象区間11,300mのうち6,075.7m
鋼下路トラス橋:全長4,800mのうち西側2,250m(鋼管矢板井筒基礎)、陸上高架橋、軌道工事、盛土工事、駅舎工事、既存河川堤防補強工事

    
<位置図>

<位置図>
<会社概要>  
商  号 株式会社IHIインフラシステム
本  社 大阪府堺市堺区大浜西町3番地
資 本 金

10億円 

設  立 2009年11月1日
事業内容 橋梁の設計、製作、施工、診断、補修、保全工事及び水門、その他鋼構造物の製作工事

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