IHI検査計測らが開発中の「リチウムイオン電池等検知システム」がNEDO懸賞金活用型プログラムにおいて1位を受賞
IHIグループ会社の株式会社IHI検査計測(所在地:神奈川県横浜市,社長:中川 博勝)は,NEDO懸賞金活用型プログラム「NEDO Challenge Li-ion Battery 2025発火を防ぎ,都市鉱山を目指せ!」(以下,「本公募」)の「リチウムイオン蓄電池の検出装置(ポータブル型・設置型)」部門において,株式会社PFU(所在地:石川県かほく市,社長:村上 清治)と共同開発中のリチウムイオン電池等の検知システム(以下,「本システム」)で1位を受賞しました。

NEDO懸賞金活用型プログラムは,国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構が将来の社会課題解決や新産業創出につながるシーズをいち早く発掘し,研究開発の機会創出,シーズの実用化,事業化の促進を目指し実施されているものです。第2弾となる今回は,リチウムイオン蓄電池(LiB)が回収物に混入することで引き起こされる廃棄物処理・リサイクル現場等での火災・事故などの社会課題に対し,処理工程における安全性を高めつつ,作業を円滑化する研究開発が募集されました。
IHI検査計測は,これらの社会課題の解決に貢献すべく,空港や重要施設のセキュリティで使用されるX線検査装置の事業で培った知見を生かし,株式会社PFUのAIエンジンを組み合わせた本システム開発を行っています。今後も検知精度および耐環境性能の向上に向けた開発を進め,2025年度の販売開始を目指し,取り組んでまいります。
【本件に関するプレスリリース】
2024年9月3日 燃やせないごみに混入するリチウムイオン電池等検知システムの実証実験を開始https://www.ihi.co.jp/all_news/2024/other/1201016_13686.html